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『第10回マイナビキャリア甲子園』を終えて - セコム担当者は、どんな思いで高校生の活躍を見守った?

マイナビニュース / 2024年5月7日 10時0分

――今年、セコムが設定したテーマは『セコムグループのサービスを変革して、若い世代の“ほっと”を生み出す、あなたの新しい推しサービスを提案せよ』でした。このテーマには、どんな想いを込めていましたか?

若い世代が“ほっと”という感情をどう描くのか、そして自分自身が「推したい! 推せる!」サービスはどういうものなのか、そのあたりを聞きたいと思いました。

背景には、高校生のみなさんに「大人や審査員に忖度せず、自分ごととして考えてほしい」という想いがありました。すでに顕在化している問題、社会課題を提起する優等生的な意見ではなくて、できるだけ高校生のみなさんに根付いた、ニッチであってもエッジの効いた課題やアイデアを聞きたかったんです。実際、高校生のみなさんはテーマの背後にあるこちらの意図に気づいてくれた。そしてユーザーの視点から「新しい時代に新しい当たり前を生み出す」という気持ちでアイデアを提案してくれました。

――マイナビキャリア甲子園、そして高校生に期待していたことは?

参加者には「大人に寄せない、等身大の問題発見力」を期待していました。大人の目でみて、一見たいしたことないように見えても、若い当事者からすると(今後に根をはる)大きな問題であることもあります。そうした大人では気づけない、今を生きる高校生だからこそ気づけることをいかに発掘して「提案」として可視化するか、という点を楽しみにしていました。

――実際に参画してみて、どう感じましたか?

ビジネスプランそのものは経験値やビジネス知識、技術的な知識も必要です。そこは伸びしろを感じるチームが多かったのも事実ですが、ただ各チームとも「課題設定」と「アイデア」が“自分ごと化”されていて、そこに私たちも驚かされました。ニッチに思える課題であっても、エモーショナルにストーリーを紡いで説明してくれた。参加されたみなさんの情熱、想いの強さには目を見張るものがありました。コンセプトビデオを制作したり、プロトタイプを作ったりと、ビデオ審査におけるプレゼン手法は年々、進化しているのを感じます。

また、私たちがマイナビキャリア甲子園に参画することの副次的な目的として、高校生がセコムについてどう調べ、テーマをどう料理するか、そのあたりも楽しみにしています。
セコム代表の決勝進出チーム『無所属部所属』は、私たちが実際に出資しているスタートアップまで調べ、そう遠くない将来に実用化されるであろう、現在実証中の技術を含めた提案をしてきました。これは、これまでになかったアプローチです。彼女たちのテーマは『青春の時間』だったんですが、等身大の課題に対してリアルな未来技術を持ってきた。この構想力に驚きましたし、純粋にうれしかったですね。
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