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岡安学の「eスポーツ観戦記」 第149回 延べエントリー数9,000件! 格ゲーの盛り上がりを象徴するイベントになった「EVO Japan 2024」

マイナビニュース / 2024年5月6日 15時48分

また、プールごとに常駐していたスタッフの多くはボランティアです。彼らががんばっている様子は伝わりましたが、それでもノウハウを持っている人と持っていない人がいたため、進行具合にも差が出ていました。前日にブリーフィングが行われたとの情報もあります。

ボランティアなので、大目に見るべきという意見もありますが、今回は有料イベントのため、参加者にはしっかりした対応ができなくてはなりません。このあたりは、見直しが必要でしょう。

今回、参加者が激増した最大の要因はやはり『スト6』でしょう。昨年の『ストリートファイターV(ストV)』の参加者は約1,800人でしたが、今年は5,000人を超え、約2.7倍に膨れ上がっています。それだけ、『スト6』をプレイする人が増えているわけです。

そのため、初参加の人も多かったのではないでしょうか。オープントーナメントはプロゲーマーだろうが、ストリーマーだろうが、一般プレイヤーだろうが、すべて同じ土俵で対戦します。間近に有名プレイヤーがいたり、ともすれば対戦相手であったりし、貴重な経験を得られた人もいると思います。実際、会場ではファンからのサインや写真撮影に応じているプロゲーマーを見かけました。

参加人数が増えたことで、各企業やメーカーが出展したブースも大盛況でした。昨年は2日目に参加人数が激減したので、その分、ブースも閑散としていたのですが、今年はどこもお客さんが途切れることなく、売上げも上々とのことです。

出展企業も、「EVO Japan」を支える重要な存在です。出展したことがプラスに働くようなイベントであることは間違いありません。

ただ、昨年の2日目は会場に余裕ができ、BYOCエリアも十分な広さを用意されていましたが、今年はテーブル8つ分の1ブロックのみ。朝一にすべて埋まってしまったのは少し残念なところです。

公式グッズの目玉商品であるスカジャンは早々に売り切れ、マフラータオルなども午後過ぎには売り切れていました。

先述したとおり、予選時間を8つに分けていたため、もっとも早い時間のAブロック参加者が特にグッズを購入しやすかったのではないでしょうか。それ以外のブロックの参加者は、試合と別の時間に来場しないと購入できない状態になっていました。

また、公式グッズのスタッフに確認したところ、2日目、3日目に新たな入荷をする予定はなく、ファイナルだけ観にくる観戦勢は公式グッズを手にする手段がなかったと言えます。まんべんなく、多くのファンがグッズを手に取れる手段を考えるべきだったのではないでしょうか。

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