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クアルトリクスが「X4 Summit 2024」開催 - 生成AIの適用領域を拡大

マイナビニュース / 2024年5月7日 11時21分

Strategy & Researchでは「Research Hub」としてファーストパーティ、委託、提携関係にあるリサーチなどをクアルトリクスのプラットフォームにインポートし、すぐに利用できるリポジトリ機能が加わった。特定のグループについて横断的に調べるなどのことが可能になる。

また、このところ増えつつあるビデオフィードバックを、テーマなどに絞って分析できる機能も発表した。クアルトリクスのDNAであるサーベイでも、回答からフォローアップの質問を生成する機能を発表した。

同社の顧客全体で、サーベイのクリックは毎分5万回、多い時では毎分30万回にも及ぶという。このような膨大なサーベイデータから、どのようなフォローアップの質問をすると、良い回答が得られるのかをモデルしたもので、サーベイの精度を高めることができる。

デモでは、試乗後に体験を尋ね、「快適だった」と回答した顧客に「その体験についてもう少し詳しく教えてください」とフォローアップの質問をした。

すでにプレビューで利用している顧客からは、AIを使って詳細な回答を求めると、40%の場合で顧客はそれに応じることがわかった。AIによりトピックを明確にして尋ねた場合の回答率は87%改善するという。
「Qualtrics Edge」を開発

Qualtrics Assistは現在、一部の顧客向けに提供を開始しており、2024年後半にパブリックプレビューとなる。そのほかにも、デモで披露した機能はすべてパブリックプレビュー、アーリーアクセスの段階にある。

デモを披露した後、Anderson氏はすべての体験データを単一のプラットフォームに集約することでQualtrics AIからのメリットを最大化できると強調。同氏は「AIの品質はデータの品質と量に左右される」とし、XM/osをプラットフォームとした3スイートを導入して、AI時代に備えるようにと、アドバイスしている。

最後に、AIを活用した新しいサービスの開発を進めることも明かした。「Qualtrics Edge」としてXMプラットフォームに加わる新しい機能で、Qualtrics AIのデータセットを含むことでインテリジェンスを得られるという。

Qualtrics AIと組み合わせることで「銀行分野で好調な競合はどこ?その理由は?」といった質問に答えることができるようになるという。

Anderson氏は「Qualtrics AIとQualtrics Edgeにより、意思決定のスピードと精度を高めると同時に価値を得るまでの時間を短縮できる。そして感情的な結びつきを持つ顧客/従業員を広げ、強化できる」と述べた。Edgeについては、次のX4イベントで詳細を披露する予定とのことだ。
(末岡洋子)



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