さまざまなプラットフォームで利用できるWebアプリもデータのやり取りに便利 - iPhoneユーザーのためのMacのトリセツ
マイナビニュース / 2024年5月15日 11時30分
Macを使い始めると、iPhoneだけを使っていたときに比べて、ほかの人とのデータのやり取りが多くなると思います。そこで本連載ではここまでの数回にわたって、データのやり取りに関する互換性について取り上げてきました。
今回はその締めくくりとして、Webアプリを紹介します。Webアプリとは、コンピュータにアプリをインストールするのではなく、ブラウザでアプリの機能を利用できるものの総称です。
○「Pages」のWebアプリならWindowsコンピュータからも使える
書類を作成する人と、作成された書類を受け取る人が同じアプリを持っていれば、書類を開けないなどの問題が起きることは、ほぼありません。では同じアプリを持っていない場合はどうするかということで、本連載の前回までの記事で「Pages」と「Word」の互換性や、汎用フォーマットであるテキスト形式などを利用するといった方法を紹介してきました。
自分はMacを使っていても、職場や学校などではWindowsコンピュータを使っている人が少なくないと思います。Macでは「Pages」を無料で利用できますが、「Pages」のWindows版アプリはないので、Windowsユーザーに書類を渡すときは何か方法を考えなくてはなりません。この場合に利用できる方法のひとつが、Webアプリです。
「Pages」のWebアプリは、ブラウザで「Pages」の機能を使えるものです。「Pages」のWebアプリを、Appleでは「Pages for iCloud」と呼んでいます。
Windowsコンピュータでは「Microsoft Edge」と「Google Chrome」が「Pages for iCloud」に対応しています。つまり、「Pages」の書類をWindowsユーザーに渡し、このどちらかのブラウザを使って「Pages for iCloud」で開いてもらうことができるというわけです。
ただし「Pages for iCloud」の利用にはApple IDが必要なので、無料で利用できるとはいえ、このことがハードルになるかもしれません。
○Windowsコンピュータで「Pages for iCloud」を使う
Windowsユーザーが「Pages」の書類をメール添付などで受け取り、この書類を「Pages for iCloud」で開いて使うと想定して、その手順を説明します。メール添付などで受け取った書類は、あらかじめWindowsコンピュータの内蔵ストレージに保存しておきます。
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