1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

大河原克行のNewsInsight 第285回 過去最高業績の中でダイキン工業の次期社長「覚悟を決めた」、継承と進化の抱負

マイナビニュース / 2024年5月15日 18時26分

画像提供:マイナビニュース

ダイキン工業は、代表取締役社長兼COOに、竹中直文専務執行役員が就任すると発表した。十河政則社長は、代表取締役会長兼CEOに就任する。2024年6月27日に開催する定時株主総会および取締役会で正式決定する。

また、井上礼之取締役会長は名誉会長に就き、グローバルグループ代表執行役員として、CEOおよびCOOをサポートするという。

○社長就任は「青天の霹靂」

竹中次期社長は、「2024年は、100周年の節目の年を最高業績で迎えられることをうれしく思っているが、その節目に社長に就任する責任の重さに身が引き締まる思いである。これまでの経営陣が築き上げてきた強みは、先見性がある経営判断と実行力である。また、独自性の追求やFUSION経営の推進、人を基軸に置く経営も、ダイキン工業の強みである。これらをしっかりと継承し、その上で、変化に対して、進化を続けられるように、現場の第一線に入り込み、実行のスピードと成果の創出を加速させることに全力を尽くす。同時に、グローバル9万8000人の従業員一人ひとりが、誇りとやりがいを持って、挑戦し、成長できる会社を目指したい」と抱負を述べた。

竹中次期社長は、1964年1月生まれの60歳。1986年4月にダイキン工業に入社し、2003年12月に空調生産本部企画部企画担当部長兼空調開発企画室開発企画担当部長に就き、2004年6月には空調生産本部企画部長兼企画部原価企画担当部長、2009年5月には空調営業本部事業戦略室長、2011年4月には空調営業本部副本部長事業戦略担当兼事業戦略室長を務め、2012年6月に専任役員SCM担当、空調営業本部副本部長事業戦略担当、同本部事業戦略室長委嘱に就任した。その後、2014年6月に専任役員SCM、物流担当、空調営業本部副本部長事業戦略担当、同本部事業戦略室長委嘱となり、2017年6月に常務専任役員SCM、物流担当、空調営業本部副本部長(事業戦略担当、同本部事業戦略室長委嘱)となった。2018年6月には常務執行役員SCM、物流担当、空調営業本部副本部長(事業戦略担当、同本部事業戦略室長、東京支社長委嘱)に就任。2020年6月に常務執行役員人事、総務担当に就き、2021年6月に専務執行役員 人事、総務担当となっていた。

2024年4月、十河社長に社長室に呼ばれ、社長就任の打診を受けたという。

「第一声は、『嘘でしょう。冗談はよしてください』と返答したぐらいに驚いた。青天の霹靂というのはこういうことなのかと思った。たじろいでいると、十河社長から、間髪言わさずに、『立場が人を育てる。これまでの経験を強みにし、厳しく、衝突を恐れず、挑戦に次ぐ挑戦、改革に次ぐ改革に邁進せよ』という言葉をもらった。自問自答し、覚悟を決めた」とする。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください