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サイボウズが「kintone」でメール共有オプションの招待制β版をリリース

マイナビニュース / 2024年5月21日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

サイボウズは5月21日、ノーコード・ローコードツール「kintone(キントーン)」に有償で追加できる新しいオプション機能「メール共有オプション」のβ版を、同日から一部ユーザー企業に向けて招待制で募集を開始したと発表した。β版の運用・検証で得たフィードバックを活かし、10月に予定している正式リリースに向けて機能改善・開発を進めていく。

今回のオプションは、多様なユーザーが多様な情報を扱えるプラットフォームを目指し、kintone上で扱える業務や情報の幅を拡張することを図る取組み「サイボウズNEXT」の第1弾となる。

サイボウズNEXTは、昨年5月にサイボウズ 代表取締役社長の青野慶久氏が構想を打ち出し、同11月の「Cybozu Days 2023」で提供開始に向けて開発を進めている方針を示していた。
○「メール共有オプション」の概要

メール共有オプションは、メールが付随する業務をチームで共有して進めることができるようになる機能をkintoneに追加するオプション。例えば、属人化傾向にあるメールでの顧客対応が、代表メールとkintoneの連携により、転記の手間なく顧客情報や対応情報をチーム内で共有できるようになり、データの利活用が容易になるという。

オプションには、kintone上でのレコードから簡単にメールを作成する「メール作成」、受信メールを新規レコードに登録する「メール転記」、スレッドでメールのやり取りを表示する「メールスレッド表示」、メールアドレスに紐づくメールを表示する「メール履歴表示」、好きなテンプレートを利用して送信する「テンプレート」、kintoneの顧客情報をアドレス帳利用する「アドレス帳」の6つの機能がある。

ユースケースとしては、例えば社内外の問い合わせ対応でメールから発生するタスクをメールと紐づけて相互共有することで抜け漏れを防止し、チームで業務に取り組むことを可能としている。また、営業・案件管理において顧客情報や対応履歴を共有することで各メンバーの活動を可視化し、チーム全体の活動を見える化、効率化、標準化することができるという。

β版は約10社に協力してもらい、該当企業に向けて、メール共有オプションの利用に必要なメールサーバなどの各種設定や機能について同社から説明するほか、利用期間中に不明点をサイボウズに問合せできるように専用サポート窓口を設ける。利用期間中にインタビューを複数回行い、これらから得たフィードバックをもとに正式版リリースに向けて製品の改善や開発に活かす考えだ。さらに、10月の販売開始とともにパートナーにデモ環境の提供を予定している。

なお、オプションはkintoneのスタンダードコースを契約中の企業のみ利用でき、最大利用ユーザー数は300人、保存メール数は10万件、別途メールサーバが必要。価格は、初期費用や導入支援は無料、5000件までで月額5000円、5000件を超えれば+5000件ごとで同5000円となる。
(岩井 健太)

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