1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

どれだけ知ってる? 教習所で教わらないバイクTips 第44回 もう30km/h規制ともサヨナラ! 50ccバイクを125ccクラスに格上げする方法とは?

マイナビニュース / 2024年5月23日 16時0分

画像提供:マイナビニュース

50ccの原付は16歳から簡単に取得でき、自動車免許を取れば自動的に付帯されます。しかし、「30km/hの速度規制」や「二段階右折」といった独自の「原付ルール」があり、わずらわしさを感じる方も多いはず。

しかし、その原付を改造して申請することで「原付ルール」から解放されるのをご存じでしょうか?今回は、ミニバイク愛好家にはよく知られている「50ccバイクを125ccクラスに格上げする方法」について解説します。
■「50cc原付」を改造し、スイスイ走れる「原付二種」に

原付からバイクに乗り始めた人は、慣れてくると30km/hや二段階右折などの規制がわずらわしくなり、上のクラスにステップアップを考える方もいます。その場合、小型以上のバイク免許を取得し、125ccクラス以上のバイクに乗り換えるのが一般的です。お金はかかりますが、こうすれば取り締まりにビクビクせず、交通の流れに乗ることもできるからです。

125ccクラスは「原付二種」と呼ばれますが、これは国土交通省が所管する「道路運送車両法」による区分であり、国家公安委員会や警察庁が所管する「道路交通法」では51~125ccのバイクは「原付二種」とは呼ばず、「普通自動二輪車」に区分されます。

とてもややこしいのですが、つまり交通ルール上は125ccクラスを「原付」とは言わないため、30km/hの速度制限や二段階右折はもちろん、アンダーパスなどの標識などに表示された「原付は禁止」にも該当せず、スムーズに走れるというわけです。

ほかにも「125㏄クラス=原付二種」は税金や保険などの維持費も安いため、50ccの「原付」からステップアップするメリットはとても大きいのですが、実は車輛を買い替えなくても、今まで乗っていた「原付」を改造して排気量をアップさせることで「原付二種」に登録変更するという方法があります。

■エンジンの排気量をアップする方法

排気量アップの方法は、パーツメーカーから販売されているボアアップキットを組み込むか、エンジン自体を乗せ換えるのが一般的です。

実は構造が簡単だった2ストロークエンジンの時代は50ccエンジンをベースとした80~90ccのモデルも併売されていたため、これらのパーツを流用したり、エンジンごと乗せ換えることが容易でした。燃料供給もアナログで調整できるキャブレターだったため、高校生でも改造を楽しんでいたほどです。

現在のエンジンは4ストローク化して複雑になり、燃料供給も電子制御インジェクションのため、昔よりもコストや手間、スキルといったものが必要になりますが、中・大型のエンジンよりも構造はシンプルなので、ホンダのカブやモンキーといった小型の4ストを改造した経験がある方ならそれほど難しくはありません。ミニバイクの改造を得意としたショップに依頼することもできます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください