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知って納得、ケータイ業界の"なぜ" 第169回 コスパ最強の「POCO」でスマホのオンライン販売を強化するシャオミ、その課題は

マイナビニュース / 2024年5月27日 13時49分

画像提供:マイナビニュース

シャオミは2024年5月23日、「POCO」ブランドのスマートフォン「POCO F6 Pro」と、タブレット「POCO Pad」の2機種を発表した。オンラインに販路を絞ることで高性能な端末を低価格で提供することに力を入れたPOCOブランドだけに、両機種とも非常に高いコストパフォーマンスを実現しているが、日本で受け入れられるためのハードルは小さくない。
2年ぶりにPOCOブランドの新製品を投入

円安と政府のスマートフォン値引き規制でかつてない程厳しい状況にある日本のスマートフォン市場で、気を吐いているメーカーの1つに挙げられるのがシャオミだ。同社は既に2024年5月9日に新機種発表イベントを実施しており、最上位のフラッグシップモデル「Xiaomi 14 Ultra」を日本で初めて投入するなど、攻めの姿勢を見せている。

そのシャオミが矢継ぎ早に次の手を打ってきており、それが「POCO」ブランドの新製品発表である。POCOブランドはオンライン販売専用のブランドで、「Xiaomi」「Redmi」といったシャオミのブランドとは独立した運営体制を取っているのが特徴だ。

それゆえ製品にも特長があり、最新・最先端を追い求めるのではなく、オンライン専売であることを生かして高い性能のモデルを低価格で提供する、コストパフォーマンスを非常に重視している。実際、2024年に日本で最初に販売されたPOCOブランドのスマートフォン「POCO F4 GT」は、ハイエンド向けのチップセットを搭載し、120Wの急速充電に対応しながらも、発売当時の価格が7万円台からと、非常に高いコストパフォーマンスを実現していた。

日本ではPOCO F4 GT以降新機種の投入がなされていなかったPOCOブランドなのだが、シャオミは日本市場攻略をさらに強化するためか、2024年5月23日にPOCOブランドの新機種を発表。同日には海外でPOCOの新製品発表イベントが実施されており、その直後に日本での発売も打ち出す点からも力の入れ具合を見て取ることができるだろう。

今回日本での発売が発表された新機種は2機種あり、1つはスマートフォンの新機種「POCO F6 Pro」。チップセットにはクアルコム製のハイエンド向けとなる「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載しており、RAMは12GB、ストレージは256GBまたは512GB(モデルによって異なる)。加えて独自の冷却機構「リキッドクールテクノロジー4.0」も備え、ゲーミングなどの高負荷時もパフォーマンスを維持できるようにしている。

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