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ローズアイル蒸留所からの初リリース、シングルモルト「ローズアイル 12年 スペシャルリリース(23)」を飲んでみた

マイナビニュース / 2024年5月28日 11時40分

画像提供:マイナビニュース

5月9日、ウイスキーコレクション・ディアジオスペシャルリリース 2023年モデルが発売となった。ディアジオ社はスコットランドでもっとも多くの蒸留所を所有している英国の大手酒造企業だ。ディアジオスペシャルリリースは毎年数量限定で発売。稼働中の蒸留所に加え、すでに閉鎖している蒸留所の原酒からもリリースされることがあるという、ウイスキーファン注目のコレクションとなっている。

2024年のテーマは「Spirited Xchange」。世界各国の文化と伝統からインスピレーションを受け、新たな息吹を感じさせるウイスキーに仕上げている。今回は7種類をリリースしたが、その中から「ローズアイル 12年 スペシャルリリース(23)」を飲み倒してみた。

ローズアイル蒸留所は、ディアジオ社が2009年に建設した新しい蒸留所だ。スぺイサイドの北部に位置し、生産量は年間1,000万リットルと最大級の規模を誇る。

新しい蒸留所なのでまだ認知度は低いものの、バイオマス燃料を活用したり、製麦工場とパイプをつないだ熱交換システムを導入したりと、CO2(二酸化炭素)の排出量を大幅に削減する最新鋭の設備を有している。コンピューター制御で管理、製造しており、なんと蒸留所では10人しか働いていないという。

これまでローズアイル蒸留所では、ディアジオ社のブレンデッドウイスキー用としてウイスキーを製造していた。今回の「ローズアイル 12年 スペシャルリリース(23)」が、シングルモルトとして初のリリースとなる。

ビンは細長いノーマルタイプで容量は700mL。カスクストレングス(※)ながら、アルコール度数は56%とやや低め。色はゴールド。ラベルは日本文化をモチーフにした「THE Origami Kite(折り紙の凧)」だ。

熟成させた樽は「MATURED UN FIRST-FILL EX-BOURBON & REFILL CASKS」との記載。バーボンを熟成した樽に初めてスコッチを入れたものと、何度かスコッチを入れた樽で熟成したことがわかる。

※カスクストレングス
樽から出したウイスキーのアルコール度数を調整せずにビン詰めしたもの。一般的にアルコール度数が高く、ウイスキー本来の香りや味わいが色濃く反映される。

さて、さっそく試飲してみよう。香りは、まろやかでリッチ。アルコール感がツンと来たが、これは封開けのため。ゆっくり飲んでいると、どんどん香りが開いてくる。バーボン樽で熟成させたので、当然バニラ感が強い。ナッツや南国系フルーツのニュアンスもある。

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