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名大など、天の川銀河内で相対論ジェットと分子雲の直接相互作用を観測

マイナビニュース / 2024年5月28日 19時8分

また過去の研究により、同部分の分子雲の温度が絶対温度約55K(約-218℃)と求められていた。一般的な分子雲の温度は10K(約-263℃)から20K(約-253℃)程度なので、何か外からの熱源による加熱がない限り、55Kは達成できないという。これらの結果を総合すると、分子雲の背後から放射された紫外線放射が、分子雲を温めていること、そして、分子雲に含まれる星間ダストも同じく近紫外線放射によって温められ、その星間ダストが遠赤外線で再放射していることが考えられるとした。

今回の研究成果について研究チームは、遠方銀河におけるジェットと分子雲の相互作用の理解につながるとしている。また、クェーサーは遠方にあるため、現在のどの望遠鏡を持ってしても、その構造を分解することができないが、マイクロクェーサーは、クェーサーの物理現象を近場で見られることができる点でも重要な天体だとし、マイクロクェーサーの周辺環境を詳しく調べることは、クェーサーの物理的理解の助けになることも考えられるとしている。
(波留久泉)



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