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2024年第1四半期の半導体企業売上高ランキングトップ15、大差でNVIDIAが首位を堅持 SI調べ

マイナビニュース / 2024年5月31日 17時54分

画像提供:マイナビニュース

米Semiconductor Intelligence(SI)が、2024年第1四半期(1~3月)における半導体企業の売上高ランキング上位15社(暫定版)を発表した。

それによると、1位はNVIDIAで売上高は前四半期比18%増の260億ドルとなり、2位のSamsung Electronicsの同6.7%増の174億ドルに大差をつけている。ただしNVIDIAの会計年度は他社より1か月ズレており、この260億ドルという数字は同社の2024年2~4月期のものとなる。同社は第2四半期(5-7月期)を同7.5%増の280億ドルとさらなる成長を見込んでいる。

3位はIntelで同17%減の127億ドル、4位はBroadcomの120億ドルとSIではしているが、Broadcomの第1四半期決算発表は6月予定でまだ未発表のため、この数字は2023年第4四半期のものである。

トップ15社の業績は、前四半期比でみると7位のMicron Technologyの同23%から、12位のSTMicroelectronicsの同19%減までまちまちとなっており、15社中5社がプラス成長、9社がマイナス成長となっている(未公表のBroadcom除く)。また、日本勢としては14位にルネサス エレクトロニクスがランクインしている。

2024年第2四半期の見通しについても第1四半期同様に各社まちまちである。プラス成長とのガイダンスを出しているのは8社で、NVIDIAやSamsung、Sk hynixなどはAIがけん引役としている。マイナス成長としているのはQualcomm、MediaTek、STMicroelectronicsの3社でQualcommとMediaTekはスマートフォンの季節的な減少の影響としている。
市場調査各社の2024年通期見通しはプラス成長で合致も成長幅に差

また、2024年の半導体市場の成長率に関する市場調査会社、証券会社、メディアなどの最近の予測値は4.9%から28%と幅が広い。ただし5月初旬にWSTSが第1四半期の半導体市場を前年同期比15.2%増、前四半期比5.7%減の1377億ドルと発表して以降は、それまでの予測とは異なる動きが見えるようになった。これは、通常であれば第1四半期は、前四半期比では季節的要因で減少するのが通例だが、5.7%減という数字は予想よりも悪いものだったためである。

この結果、2月と3月に発表された各社予測は、DigiTimesの17%増からスイスUBSの28%増までの範囲であったが、WSTSの発表以降は英Future Horisonsが通年見通しを1月の16%増から5月に4.9%増へと引き下げたほか、5月に発表された予測値は、米Cowan LRA Modelの10%増とTECHCETの12%増 に留まっており、SIも2024年の成長予測を2月の18%増から5月に11%増に引き下げている。
(服部毅)

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