清原果耶、声の仕事は毎回チャレンジ「役者と同じ“表現”なので、頑張りたい」
マイナビニュース / 2024年6月1日 18時0分
女優の清原果耶が、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)のナレーション収録に初挑戦した。担当したのは、2日に放送される『私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~』。がんに全身を冒され、絶望的な進行過程の中、スイスでの“安楽死”を決断したマユミさんと、その夫、二人の娘を追った作品だ。
初めて『ザ・ノンフィクション』のナレーションを担当するにあたり、「自分の感情よりも、届けなきゃいけない大事なことがある」と、役割を全うした清原。声の仕事が「大好き」な理由、役者として芝居をすることとの違いも聞いた。
○“安楽死”を決断した女性と家族の思いに迫る
今回カメラが追うのは、マユミさん、44歳。結婚して19年になる夫のマコトさんと、二人の娘と暮らしている。子宮頸がんの中でも希少がんと呼ばれる神経内分泌がんを患い、わずか3年で膣、肝臓、肺、頭皮、脳と全身が冒された。マユミさんのSNSには「痛くて眠れない」「痛すぎて壁を殴るという行為をきょう初めて行ってしまいました」と苦しむ様子がつづられている。放射線や化学治療など、苦痛に耐えながらできるかぎりの治療は尽くしてきたが、進行状況は絶望的。そしてマユミさんは、スイスのある団体に「がんが再発したら、私は安楽死を望みます」とメールを送る――。
○ナレーションの役割を全うすることを大事に
清原は今回の“安楽死”というテーマについて「近年の日本でも、私の耳にも入ってくる印象」と話し、『ザ・ノンフィクション』が、母が“安楽死”を決意した家族に密着したことを「一つのご家庭の、人生の大事な時間を共にさせていただいていることがすごいなと純粋に思いました」と語った。「ナレーションの経験は多くはない」という清原が収録で大事にしたのは、「番組を作ってらっしゃる皆さんの届けたいもの、その気持ちに寄り添う」こと。「原稿をいただいたときには、ちゃんと止まらずに読めるだろうか、お仕事をやり切れるだろうか、と不安でした」と吐露するが、「ブースに入っていざ読み始めると、自分の感情よりも、届けなきゃなければいけない大事なことがある」と、家族の姿に心が揺れながらも、ナレーションとしての役割を全うしようと気を引き締めたと明かす。そして「“知る”ことが大きな一歩。この『ザ・ノンフィクション』のような番組が存在する意義を改めて感じて、私自身もありがたい機会をいただけた」と感謝した。
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