オンライン予約時に詐欺に遭いやすい「危険な世界の旅行先トップ10」3位ソウル、2位シンガポール、1位は?
マイナビニュース / 2024年6月3日 10時57分
マカフィーは5月31日、より安全な夏の旅行調査と、旅行詐欺に関する調査を行った。調査は2024年5月1日~5月3日、18歳から65歳までの6カ国(米国、英国、フランス、ドイツ、日本、オーストラリア)の成人6,000人(各国1,000人)を対象にインターネットで行われた。
○AIやディープフェイクの台頭による情報の信頼性への懸念
旅行への熱意が高まっている一方、29%の日本人が、AIやディープフェイクの台頭によって旅行の計画や予約時に情報の信頼性が低くなったと回答し、詐欺を認識して回避することがより困難になっていることがわかった。サイバー犯罪者が旅行者を搾取するために、より巧妙な手口を使っていることから、以前にも増して注意を払うことが求められる。
米国マカフィーのアビシェク・カーニック氏によると、サイバー犯罪者は旅行需要が高まるピークシーズンを悪用し、魅力的なオファーで旅行予定者を誘惑するという。AIの普及により、詐欺はより巧妙かつ頻繁に行われるように。「マカフィーは、旅行者が健全なオンライン環境を維持し、あまりにも良すぎる内容の取引ではクリックする前に再考し、高度なAIを搭載したセキュリティ・ソリューションの活用を推奨します」とアビシェク氏は述べている。
○旅行予約で詐欺に遭遇する可能性
休暇の計画や予約に役立てる情報源として、多くの人が、旅行予約に関するカスタマーレビューまたはウェブサイト(54%)、オンラインサイト(37%)を利用しており、日本人の調査対象の16%が旅行予約時に、14%が旅行中に詐欺の被害に遭遇している。また、旅行中に詐欺に遭った人のうち4人に1人(26%)が過去に1回の詐欺で1,000ドル以上(約157,000円)を失ったと回答した。
旅行者が旅行の予約中に遭遇する一般的な詐欺の事例としては、「偽サイトでクレジットカードや銀行情報を提供した後の不正利用による支払い」や、「不明な送信元からの悪意あるリンクをクリックする」「旅行先の写真が細工されていた」などがある。「預金やサービスが期待に添わないという経験で、具体的にはデポジットを提供した後、到着時にその宿泊施設が存在しないことが判明した」「イベントやオプショナルツアーのデポジットを支払ったが、ツアーの主催者が現れなかった」「宣伝と実施内容が大きく異なるツアーの代金を事前に支払った」といった詐欺事例もあるという。
○危険な世界の旅行先トップ10
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