SW最新作「アコライト」ソル役のイ・ジョンジェ、『イカゲーム』での熱演を見て監督がオファー「彼しかいない」

画像提供：マイナビニュース

『スター・ウォーズ』最新作『スター・ウォーズ:アコライト』が6月5日よりディズニー公式動画配信サービス・Disney＋(ディズニープラス)で初回2話日米同時独占配信開始となる。物語の鍵を握るジェダイ・マスターのソルを演じるイ・ジョンジェについて監督のレスリー・ヘッドランドは、『イカゲーム』での熱演を見て「ソル役を演じられるのは彼しかいない」と一目ぼれし、オファーしたと明かしている。

本作は、『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の約100年前のジェダイ黄金期を舞台に、銀河の謎とダークサイドの勃興と台頭を追うオリジナルドラマシリーズ。舞台は、正義の守護者ジェダイが銀河に多く存在し、戦争もなく平和であった“光”の時代。ある日、ジェダイの一人が殺害される事件が発生。真相を追うために動きだしたジェダイ・マスターのソルは、かつて自分の弟子であった謎の主人公メイと再会することで、密かに動き出していた“巨大な闇”に立ち向かうことになる。

ソルを演じるイ・ジョンジェは、韓国の大ヒットドラマ『イカゲーム』で主演を務め、第74回エミー賞でアジア人初となる主演男優賞受賞という快挙を成し遂げたアジアを代表する人気俳優だ。

監督を務めるレスリー・ヘッドランドは、イ・ジョンジェについて「私がソルのキャラクターを書いた時、誰がこの特殊なキャラクターを演じられるのか全く見当がつきませんでした。しかし『イカゲーム』でイ・ジョンジェを観て『この人だ!』と思ったんです。どうやって彼と連絡を取ればいいのか分かりませんでしたが、私は韓国映画スターだからという理由でキャスティングするのではなく、彼がこの役を演じているのをイメージできたのです」と彼をキャスティングすることを決意した瞬間を回顧する。

ソルを演じられるのはイ・ジョンジェだけだと確信したレスリーは「すぐに彼に連絡を取って、『これをやれるのはあなたしかいない、お願いだから引き受けてほしい』と言ったわ」と熱烈なオファーを送ったことで彼の出演が決まったと明かす。

ソルは、聡明で強力なフォースの力を持つジェダイ黄金期を生きたジェダイとして尊敬を集める一方で、内面に葛藤を抱えた複雑なキャラクターであり、レスリーから「恐ろしい人物から心が引き裂かれるような過去を持つ人物まで演じられる数少ない俳優」と評されるイ・ジョンジェにとってはまさに適役と言える。

幼少期に『スター・ウォーズ』の世界に夢中なり、その物語の一部になることを夢のようだと語るイ・ジョンジェは、高度な戦闘力をもつジェダイ・マスターを演じるために、スタントチームが行うはずだったアクションの一部を自ら演じるなど、気合の入り方も並大抵ではない。

全編英語での芝居もレスリーが「キャスティングした時は彼が英語で演技ができるかどうかも分かりませんでしたが、初めて英語で演技をしているのを見た時に感情が高まるのを感じました」と語るように完璧な演技を見せたイ・ジョンジェ。起用を熱望したレスリーと、『スター・ウォーズ』の世界に夢を抱き続けてきたイ・ジョンジェの思いが繋がったことで生まれたソルというキャラクターが本作でどのような活躍を見せるのかに期待が高まる。

(C)2024 Lucasfilm Ltd.