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AMD、Zen 5コアを搭載するRyzen 9000シリーズやRyzen AI 300シリーズを発表

マイナビニュース / 2024年6月3日 12時0分

Ryzen AI 300シリーズはLunar LakeやSnapdragon X Eliteの対抗馬

次がRyzen AI 300シリーズである。これは製品ラインナップ的にはRyzen 7040/8040の後継であるが、マーケティング的にはCore UltraというかIntelのLunar Lake、それとQualcommのSnapdragon X Eliteの対抗馬というか、Copilot+ PC向けSKUという格好になる(Photo11)。これにより、Copilot+が快適に実現できる、とする(Photo12)。

さてそのRyzen AI 300シリーズはZen 5コアにXDNA 2、RDNA 3.5という最新の構成となった(Photo13)。Zen 5コアが12というのがちょっと目新しい(Photo14)。SKUはRyzen AI 9 HX 370とRyzen AI 9 365の2製品(Photo15)。製造プロセスは4nmと発表されている(Photo16)。

さて肝心な部分はXDNA2で、これはVersal AI Edge Gen2に搭載されたAI Engineと基本的には同じものとされている。従来製品比でいえばCompute Tileの数を5倍にするとともに、性能効率を倍増させたということだが(Photo17)、実際にはいろいろ細工がある。その最たるものが。Block FP16のサポート(Photo18)である。これは要するに、精度がそれほど必要のないところはINT8を使って演算を行い、精度がいるところだけFP16で演算するという、いわゆるMixed PrecisionをFP16アプリケーションに対して提供するという仕組みだ。これにより、精度をそれほど落とさずに大幅に性能を向上できるようにした、という事らしい。

性能として各社が公表している数字をそのまま並べたのがこちら(Photo19)。さすがにこれはあまり意味がないが、実際にLlama v2のパラメータ7Bを実行した際の性能はRyzen 9 8945HS比で5倍(Photo20)。また通常のアプリケーションでSnapdragon X Eliteよりも高速であり(Photo21)、Apple M4と比較してもやはり有利(Photo22)、Core Ultra 185Hと比較しても有利(Photo23)であり、ゲーム性能もかなり大きな差があるとする(Photo24)。

とりあえずASUS(Photo25)及びMSI(Photo26)から、搭載ノートが提供されることは今回発表された。

ということで、いろいろ不明な点が多い今回のAMDの発表であるが、実際の基調講演などで明らかにされたポイントを後追いの形でレポートしたい。
(大原雄介)



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