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バイプレイヤーの泉 第133回 『9ボーダー』木戸大聖、あの“バイトの先輩顔”に多くの女性が恋をする

マイナビニュース / 2024年6月7日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

幼少期から熱血ドラマオタクというエッセイスト、編集者の小林久乃が、テレビドラマでキラッと光る"脇役=バイプレイヤー"にフィーチャーしていく連載『バイプレイヤーの泉』。

第133回は俳優の木戸大聖(きど たいせい)さんについて。街中の清涼感を集めたような、爽やかさを振りまいている木戸さん。最近は各媒体で見かけない日がないほど、活躍ぶりが続いています。現在出演中の『9(ナイン)ボーダー』(TBS系)でも、どうやら最終的な恋の駆け引きが続いている様子。そんな彼の魅力について掘り下げてみたいと思います。
○20代女性のコウタロウ支持VSおばさんの陽太支持

まずは最終回を間近に控えた『9ボーダー』のあらすじについて。

銭湯の『おおば湯』には三姉妹がいる。会計事務所を経営する、バツイチほやほやの長女・大庭六月(木南晴夏)は39歳。会社員を辞めて実家の銭湯を建て直そうとしている、記憶障害の恋人がいる次女の七苗(川口春奈)は29歳。幼なじみに恋する、浪人生で末っ子の八海(畑芽育)は19歳。それぞれが人生の分岐点に立つ。最近、亡くなった母親が家で直後に出産した、九吾(斎藤潤)も加わった。仕事、恋愛、家族。悩みながらも進もうとする、三姉妹の未来はどのように動いていくのか?

大変久しぶりにスッと胃で溶けていくような、ラブストーリーの『9ボーダー』。伏線だ、人間関係が煩雑だと視聴者の脳を動かすドラマもいいけれど、やっぱり女性は、スタンダードなドラマが観たい。その声に応えてくれたなあと思う。

ただ周囲の反応が全く違うのは面白い。20~30代の女性視聴者は七苗の恋人である、記憶障害を抱えたコウタロウ(松下洸平)の優しさが、ヤヴァイと言う声が多数聞こえてくる。一体彼はどんな人なのかというと……まずは路上で「僕は知ってるよ ちゃんと見てるよ 頑張ってる君のこと」とアコギで女のために歌う。他にも

「俺のこと、好きになっていいよ」
「俺がいるから大丈夫だよ」

と、呼吸多めに甘いセリフを日常的に連打。おまけに料理も上手という、疲労気味の週末夜にふさわしい、女性に滋養強壮効果のある役だ。役の魔力に若い女性は虜になっているという。気持ちは非常に分かるけれど、コウタロウのような男性に散々振り回されてきた、おばさん世代の視点は違う。

私を含めた、おばさんチームが『9ボーダー』のどこを注目して観ているのかといえば、今回の本題である木戸大聖だと、皆が口を揃える。
○ぶっきらぼうに見せつつも優しい青年役

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