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AI機能を統合し日本からの要望も反映された「Claris FileMaker 2024」 - Claris CEOらに聞く【前編】

マイナビニュース / 2024年6月6日 16時52分

画像提供:マイナビニュース

2024年6月5日に、「Claris FileMaker 2024」が発売された。2023年5月23日(日本のみ。日本以外では4月26日)に「Claris FileMaker 2023」が発売されており、約1年ぶりのメジャーアップデートだ。1年前のFileMaker 2023から、製品名として西暦年が付いている。

FileMaker 2024の発売のタイミングに合わせて来日したClaris International Inc.(以下、Claris)のCEO、ブラッド・フライターグ氏と、Claris North Asia Sales Directorの日比野暢氏にお話を伺うことができたので、その模様を前後編に分けてお伝えしたい。この前編では新バージョンのFileMaker 2024について、後編ではClarisのプラットフォーム全般についての話をお届けする(以下、記事中は敬称略)。

○価格等の変更はなし、AIの統合が最大のポイント

-- FileMaker 2023からFileMaker 2024となり、価格やライセンス体系に関して変更はありますか?

フライターグ いいえ、変更はありません。

日比野 FileMaker Proのパッケージ販売も継続します。

-- FileMaker 2023が約1年前にリリース、その後数回にわたってアジャイルにアップデートされ、今回はFileMaker 2024という製品名でメジャーアップデートということになります。今回のバージョンの重要なポイントをお願いします。

フライターグ AIに関するスクリプトステップや関数を新たに12種類搭載して、FileMakerのカスタム AppにAI機能を統合できるようになりました。ネイティブでLLM(大規模言語モデル)を活用したセマンティック検索(語句の意味に応じた検索)を実行する機能を、FileMakerのカスタム Appにすぐに追加できます。FileMakerを使っているお客様は、カスタム Appにこれまで蓄積された既存のデータから新たな価値を生み出せます。実際に使う上ではコスト管理も重要なので、利用トークンのカウントもできるようにしました。

-- 2023年11月、東京でClaris Engage Japan 2023が開催された際のマイナビニュースのインタビューで「私たちはLLMのパートナーを特に決めてはいません。LLMはお客様が選ぶものだと思います」との話がありました。その方針を継続して、今回のバージョンが開発されたのでしょうか。

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