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ヒョンデの新型EV「アイオニック5 N」は超高性能! ところで、日常使いはどうなの?

マイナビニュース / 2024年6月8日 11時0分

サーキット走行ではこんな機能も使える。

Nバッテリープレコンディショニング:「Drag」モードと「Track」モードのそれぞれで、走行スタイルに応じ、あらかじめ最適なバッテリー温度に設定する。
Nレース:トラック走行時に長時間、最上の性能を発揮できるよう冷却性能を最大化する。

最後の2つについては先日、袖ヶ浦フォレストレースウェイを「アイオニック5 N」で実際に走って体験したが、確かに、サーキットを周回しても性能が低下しなかった。ヒョンデによれば、あのニュルブルクリンク北コースを1ラップ7分台で2周できることも、すでに証明済みだという。

EVなのに音がする?

「アイオニック5 N」の最大の特徴は「Nアクティブサウンド+」だ。このクルマ、バッテリーとモーターで走る完全な電気自動車でありながら、車内外のスピーカーから内燃機関搭載車(ICE)を運転しているかのような“音”が聞こえてくる。

「Nアクティブサウンド+」では3つのモードが選べる。

「イグニッション」は他のNモデルが搭載する2.0Lターボエンジンのサウンドを発生させる。音は仮想のエンジン回転数やトルクに合わせて変化するので、エンジン車らしさはこれがイチバンだ。「エボリューション」は高性能EVらしい音。「スーパーソニック」はジェット機のソニックブームを模したサウンドとなっている。

袖ヶ浦の一般道を走行した際には、剛性が上がったボディにより、乗り心地がベースモデルよりもさらに向上していることが確認できた。5人が乗れる広い室内、480L(VDA)という十分な積載能力、561kmの航続距離など、クルマとしての基本性能はしっかりと備えているので、買い物や通勤などの普段使いも問題なくこなせる。

発表会の席上、「このクルマのライバルは、今のところないと考えています」と答えた趙源祥ヒョンデ モビリティ ジャパン社長の言葉の通り、「アイオニック5 N」はマルチな才能を備えた特異なEVだ。とがったクルマを陣頭に立てて日本市場に切り込むヒョンデの戦略は、着実にディーラー網を整備することで販売台数増加を目論む正攻法のBYDとはまるで異なっていて、こちらはこちらでなかなか興味深い。

「アイオニック5 N」の販売はオンラインで行う。「ヒョンデカスタマーエクスペリエンスセンター横浜」では発売日の6月5日から、クルマやNパフォーマンスパーツなどを展示してNブランドの世界観を日本に伝える「Nスペース」を展開中。ここでは試乗予約や購入相談もできるという。「ヒョンデ シティストア 名古屋」や「Hyundai Mobility Lounge 京都四条」でもNスペースを展開予定だ。

さらに、日本のオートバックスセブンと協業し、Nパフォーマンスパーツの展示、販売、取り付けサービスを開始するとともに、オリジナルチューニングパーツを開発することも明かされた。

原アキラ はらあきら 1983年、某通信社写真部に入社。カメラマン、デスクを経験後、デジタル部門で自動車を担当。週1本、年間50本の試乗記を約5年間執筆。現在フリーで各メディアに記事を発表中。試乗会、発表会に関わらず、自ら写真を撮影することを信条とする。 この著者の記事一覧はこちら
(原アキラ)



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