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選択と集中、アジャイルな体制でプラットフォームを開発 - Claris CEOらに聞く【後編】

マイナビニュース / 2024年6月7日 11時30分

画像提供:マイナビニュース

2024年6月5日に、「Claris FileMaker 2024」が発売された。2023年5月23日(日本のみ。日本以外では4月26日)にFileMaker 2023が発売されており、約1年ぶりのメジャーアップデートだ。1年前のFileMaker 2023から、製品名として西暦年が付いている。

FileMaker 2024の発売のタイミングに合わせて来日したClaris International Inc.(以下、Claris)のCEO、ブラッド・フライターグ氏と、Claris North Asia Sales Directorの日比野暢氏ににお話を伺うことができた。前編ではFileMaker 2024についてお伝えしたが、この後編ではClarisのプラットフォーム全般についての話をお届けしよう(以下、記事中は敬称略)。

○Claris Connectの無料枠も引き続き提供される

-- FileMaker 2023からFileMaker 2024になっても価格やライセンス体系に関して変更はないとのことでしたが(前編で言及)、昨年開始された「Claris Connect」の無料枠の提供についてはどのような状況ですか?

フライターグ これも、引き続き提供します。無料枠を提供したことで、直近の3四半期でユーザー数が急激に増加しました。米国では教育市場でClaris Connectと「Apple School Manager」を連係して使うお客様が特に多くなっています。

日比野 日本でも、Claris Connectを試してみたかったけれどできなかったというお客様に、無料枠でお使いいただけるようになりました。官公庁など、経費の申請や許可が厳密な組織ですね。また、FileMaker Serverでスクリプトスケジュールを設定して動作させることができますが、例えば出退勤のチェックとメッセージ送信を連係させたいような場合、サーバ上で頻繁にスクリプトが動くことになります。このような動作を避けたいケースで、Claris Connectが使えます。無料でも1か月に500のフローステップまで利用できますので、まずは気軽に試していただけると思います。

○FileMakerを中心とし、それを補完するClaris ConnectとClaris Studio

-- 2024年2月に米国オースティンで開催された開発者・パートナー向けのイベントである「Claris Engage 2024」のオープニングキーノートで、「Claris StudioとClaris Connectはどちらも、FileMakerだけでは難しい開発や展開を容易にします。どちらも単独で使用するのではなく、FileMakerと組み合わせて使用することを想定しています」という言及がありました。Claris Studioが日本でまだリリースされていないことも含めて、Clarisプラットフォームの全体像について説明をお願いします。

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