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紫外線対策としての「サングラスの選び方」をZoffに聞いた - 色の濃いレンズがいい? 同じサングラスを何年も使い続けて問題ない?

マイナビニュース / 2024年6月11日 16時45分

画像提供:マイナビニュース

日差しの強い時期に活躍する「サングラス」。サングラスにファッションアイテムとしてのイメージを持つ人も多いかもしれませんが、サングラスは目の健康や目の日焼け対策には重要なアイテムです。

そこで今回は、メガネブランド「Zoff」 広報の野澤さんに、紫外線対策としてのサングラスの有用性についてお話をうかがいました。

■目の日焼けは、疲労感や目の病気などを引き起こす要因になる可能性も

━━目の日焼けは、瞳や体にどのような影響があるのでしょうか。

野澤さん: 紫外線が目に入ると、「活性酸素(フリーラジカル)」が発生し、角膜上皮に炎症が起こると言われています。角膜の上皮の部分には神経の末端が存在していますが、炎症の刺激は、末梢神経の一つである「三叉(さんさ)神経」から脳の視床下部や下垂体系を伝わって行きます。すると、プロオピオメラコルチン系が活性化され、血中にメラニン細胞刺激ホルモンが放出、全身でメラニン形成を増強するという医学的な報告があります。

あと、日焼けをして具体的に体で感じるものは、「疲労感」です。暖かい日に公園で1日中遊んだりピクニックをしたり、または海に行ったりすると体が疲れますが、それは角膜組織の炎症に対応するため、体が防御反応を示しているからなんです。

さらに、紫外線で発症リスクが増加する目の病気も存在します。たとえば、白目に黄色いシミのようなものができる「瞼裂斑(けんれつはん)」という病気です。また、目の結膜の部分が角膜の方に三角状に入り込んでくる「翼状片(よくじょうへん)」という病気もありますし、水晶体自体が濁ったり、かすんだりする「白内障」という病気の発症リスクも増えるといわれています。

これらの病気は、紫外線が蓄積していくことが原因と思われますので、日ごろからサングラスや紫外線カットのメガネなどを着用した方がいいですね。

━━目の日焼けは、晴れた日だけ対策すればいいですか。それとも、曇りの日や雨の日も必要でしょうか。

野澤さん: 紫外線は、晴れた日だけでなく曇りの日なども降り注いでいると言われています。気象庁が出している「UVインデックス」は、紫外線が体に及ぼす度合いを指標化したものですが、晴れの日や快晴の日を10割とした時、薄曇りの日でも8〜9割くらいあるんです。

曇っていても紫外線の量はそこまで大きく変わらないので、対策はした方がいいですね。また、雨が降っている日でも晴れの日の3割ぐらいあるので、年中対策していても損はないです。

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