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空気清浄機と脱臭機能が付いた除湿機、1年中リビングを快適に保つ工夫とは

マイナビニュース / 2024年6月9日 9時0分

○独自の三列熱交換器で効率的に除湿

さて、MJ-PHDV24WXには1年を通じてリビングで活用するための技術が詰め込まれています。その1つが省エネ設計。蒸発器、コンデンサーに加え、もう1つ薄型のサブコンデンサーを加えた独自の三列熱交換器により、(二列構造と比べ)消費電力を低減します。

この三列熱交換器は従来の同社除湿機でも使われていますが、MJ-PHDV24WXではサブコンデンサーをさらに薄くし、一部銅製だった素材をより熱交換効率の高い全アルミ製とし、扁平管と呼ばれる平たい管に冷媒を通しています。

新型サブコンデンサーは熱交換率が高く、従来は25mmの厚みがあったサブコンデンサーと同じ性能を保ちながら、約12mmにまで薄型化し、本体のサイズを省スペース化することにも貢献。サイズに関しては(空気清浄用の)薄型HEPAフィルターを採用したこともあり、従来から高さが20mm増えたものの奥行は14mmとスリムになり、設置面積を少なくしました。

一方、アルミを採用した新型サブコンデンサーには、銅管と比べて腐食しやすいというデメリットも発生。蒸発器で発生した結露水の付着を防ぐべく、蒸発器には防食コーティングを施した上で、サブコンデンサーを水に触れにくい一番奥に配置しています。

○省エネ、低騒音で稼働させるスマートフラップ

省エネも意識したポイントの1つ。除湿機、空気清浄機、脱臭機能が搭載された1台3役のMJ-PHDV24WXでは、独自構造「スマートフラップ」により、除湿、空清、脱臭を自動で切り替えられ、効率のよい稼働と静音性を両立しました。

背面にあるHEPAフィルター。活性炭フィルターの左右2カ所に取り付けられたスマートフラップは、部屋の湿度が上がってきたらフラップを開き、フィルターを通さない風が取り込めるようになります。フィルターを通すと空気が通る抵抗が大きく、運転量が多くなってしまうため、フィルターを通す風・通さない風を半々ほどで内部に取り込み、除湿メインで運転します。

一方、部屋の空気が汚れてきたことを検知すると、フラップを閉じてフィルターからのみ吸気し、空清・脱臭メインの運転に切り替え。温度・ニオイ・ダスト/ホコリセンサーで部屋の状況を960ものパターンに分析し、最適な運転をオートで行えるというわけです。

○ファンを大型化して静音化、より静かに稼働できるように

運転音を静音化するためファンも改良し、従来のシロッコファンにターボファンの形状を取り込んだターボインシロッコを新開発。回転翼を大型化し、形状を変更して、風速が低くても風をしっかり送れるようになったといいます。運転音は除湿強での運転で43dB、除湿弱での運転で32dBです。

除湿はヒーターを使わないコンプレッサー式ですが、冬の寒い時期はコンプレッサーの回転数を上げてしまうと熱交換器の温度が下がり、霜が付きやすくなってしまいます。

三菱の除湿機では室温が15度以下になるとインバーター制御でコンプレッサーの回転数を(霜が付きすぎないよう)制御し、加えて通常より風量を増加させることで、一般的にコンプレッサー式が苦手とされる低温時の除湿量をアップさせる仕組みも搭載しました。また、冷媒経路を電磁弁で切り替えて、温度の高い冷媒を通すことで熱交換器の霜を溶かす「おまかせ霜取り」機能により、室温1度という低温環境でも除湿が可能。

MJ-PHDV24WXはこれから特に除湿機が活躍する梅雨の季節がやってくる中、まさに1年中活用できる除湿機といえそう。「美空感」シリーズとして続く製品にも期待したいです。
(村田奏子)



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