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「ダルマセリカ」にある「GTV」グレード、ところで「V」って何の略?

マイナビニュース / 2024年6月12日 11時0分

画像提供:マイナビニュース


「ダルマセリカ」の愛称で知られるトヨタ自動車の初代「セリカ」は今でも大人気の旧車です。このクルマにはトップグレード「GT」のほかに「GTV」というグレードもあったのですが、さて、この「V」とは何の略でしょうか?

そもそも、なぜダルマ?

初代セリカは丸っこいボディやダルマの髭を思わせるボディ一体型フロントバンパーの形状から「ダルマセリカ」とも呼ばれています。「GT」グレードはみなさんご存知の通り「グランド・ツーリング」の略で、高性能車であることを表していますが、そこに追加された「V」の意味をご存知でしょうか?

ここでヒント。GTVはトップモデルのGTに取り付けられていたパワーウインドーや電動リモコンミラー、AM/FMラジオなどを取り外し、装備を簡略化して仕上げた軽量モデルです。それらの代わりにハードなサスやワイドタイヤを装着することで目指したものとは?

――正解は次のページで!


○問題をおさらい!

正解はこちら!

○【答え】「V」は「VICTORY」(ヴィクトリー=勝利)の頭文字

1970年に登場した初代セリカは、フォード「マスタング」からインスパイアされたフルチョイスシステムを採用した、日本のスペシャリティカーの草分けともいえるモデルでした。トップモデルはヤマハ発動機製の1.6L DOHCエンジン「2TG」を搭載した「1600GT」でしたが、1972年には高性能な2TGエンジンをいかし、レース活動に参加して勝つ(=ビクトリー)ためのグレードとして、GTからパワーウインドーや電動リモコンミラー、AM/FMラジオなどの豪華装備を取り外して軽量化し、代わりに強化した足回りや185/70HR13ワイドラジアルタイヤ(あくまで当時の感覚ですが)を装着して運動性能を高めた「1600GTV」がデビューしたのです。

最高出力115PS、最大トルク14.5kgmを発生する2TGエンジンは、900kg台の軽い車重に対して十分にパワフルで、価格も比較的、手に入れやすいものだったので、若いドライバーに大人気となりました。当時は街中や峠道でダークグリーンのセリカをよく見かけたものです。

インテリアはブラック一色の簡素なものですが、ビニールレザー製のハイバックシートと丸型メーターが並ぶコックピットなど、そのスパルタンな雰囲気が最高でした。

この後、2.0L DOHCエンジンを搭載したテールゲートのあるセリカLB(リフトバック)2000GTが登場しましたが、2TGエンジンの吹け上がり具合や軽快感から、走りの面で最高のセリカは1600GTVだといわれていました。

それでは、次回をお楽しみに!

原アキラ はらあきら 1983年、某通信社写真部に入社。カメラマン、デスクを経験後、デジタル部門で自動車を担当。週1本、年間50本の試乗記を約5年間執筆。現在フリーで各メディアに記事を発表中。試乗会、発表会に関わらず、自ら写真を撮影することを信条とする。 この著者の記事一覧はこちら
(MN ワーク&ライフ編集部)

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