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幼稚園に電子黒板「BenQ Board」導入へ - 星野学園、BenQ、リトプラが「未来型保育」で提携

マイナビニュース / 2024年6月10日 18時6分

○■学びの機会をつくっていきたい

調印式には、星野学園の星野和宏理事長、ベンキュージャパン 代表執行役社長の菊地正志氏、リトプラ 代表取締役の後藤貴史氏が出席した。

このあと、各代表が今回のパートナーシップの意義について説明した。星野理事長によれば、電子黒板の導入に際しては園長、園長補佐と話し合った。そして「子どもたちの良いデジタル教材になる」「学童保育にも導入できる」ということで、導入を決めたという。

「すでに小中学校においてはデジタル教材の導入が段階的に進められています。今後、ICT教育はますます盛んになっていくでしょう。当園に通う子どもたちにも、その先の未来においてデジタル機器を活用してほしい。そこで当園でも、触って動かせる電子黒板を活用していきたいと考えました。現在、教育現場では子どもが自ら考え、判断して課題を解決する、あるいは人と協働して何かを表現する、そんな力を育んでいます。電子黒板、および様々なコンテンツの導入により、映像を見ているだけの受動的な行為から脱して、子どもたちが主体的にデジタルに興味関心を深め、何かを表現していく、そんな学びの機会をつくっていけたらと期待しています」(星野理事長)。

またベンキュージャパンの菊地社長は、協業によって新しい市場を開拓できると話す。「パートナーシップの3者、それぞれが向き合う環境は異なりますが、目指していく方向性は同じです。信頼のおけるパートナーと協業することで、新たに求められる技術もあり、ノウハウも蓄積できる。今後、こうした知見を新製品にも落とし込んでいきます。今回の取り組みは、ひいては教育貢献になり、社会貢献にもつながっていくでしょう。GIGAスクール構想により、学校のICT環境は整いつつあります。ただ幼稚園、保育園においては、まだまだこれから。私たちのこうした取り組みが、デジタル教育の橋渡しになっていくことを期待しています」(菊地社長)。

リトプラの後藤氏は、これまでソフトウェアの開発を続けてきたが、ハードウェアと連携した取り組みについて課題感があったと口にする。「このような機会をいただけたことで、今後、ハードウェア込みで(メンテナンスまで含めて)ソフトウェアの導入先を増やしていくことができます。幼保、教育の現場に携わる職員の方から直接、お話を聞ける良い機会にもなりました。園児の皆さんの反応も見ることが出来た。業界の事情に合わせたコンテンツ開発にも弾みがつきます。今後とも「アソビでミライをつくる」という理念に共感いただける皆さまとの取り組みを増やしていければ、と考えています」(後藤氏)。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
(近藤謙太郎)



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