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思春期のインターネットの不適切使用が精神病症状や抑うつリスクを高める、東大などが確認

マイナビニュース / 2024年6月10日 20時11分

こうした取り組みの結果、因果推論からインターネットの不適切使用が、精神症状と抑うつのリスクを高めることが示されたという。例えば12歳時におけるインターネットの不適切使用は、16歳時の精神病症状を1.65倍、抑うつを1.61倍に増加させたとする。また、男女差を見ると、抑うつのリスクは女性の方が大きく加算されたとするほか、インターネットの不適切使用と精神病症状の関連のうち、9.4%~29.0%は社会的ひきこもりによって媒介されていたことも示されたという。

なお、研究グループでは今回の結果を踏まえ、インターネットは現代の生活に欠かせないツールとなっているが、若年者は使用時間が長いことが示されていることも踏まえ、そこで得られる便利さや楽しさとは裏腹に、不適切使用を続けた場合に生じるリスクも認識しておく必要性を強調しており、メンタルヘルス不調を経験する前に使用を控えるよう、親や学校など周囲の大人も若年者にそうしたリスクがあることを認識し、適切なサポートを提供する、などの対策を行っていくことが重要と考えらるとしている。
(小林行雄)



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