イチロー、メジャー移籍前に「頼むよ、次」と伝えていた選手を告白

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マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏が5月28日、YouTubeチャンネル『パワプロ・プロスピ公式チャンネル』で公開された動画「パ・リーグを託した! イチローが監督・コーチから選出! 2024TSイチローセレクション選手発表パ・リーグ編 【プロスピA】」に登場。メジャー移籍前に松井稼頭央氏に伝えていたことを明かした。

○2塁ベース上で伝えていたこと

『プロ野球スピリッツA』の「イチローセレクション」として、現役選手・監督・コーチの中から各球団一人ずつ選出したイチロー氏。西武で名前が挙がったのが、松井稼頭央氏だった。

PL学園高等学校を経て、1993年にドラフト3位で西武に入団した松井氏。NPBでは通算打率.291、2090安打、201本塁打、837打点。MLBでは通算打率.267、615安打、32本塁打、211打点と日米で活躍し、NPBの歴代ショートでナンバーワンと評価する声も多い。

そんな松井氏について、イチロー氏は「96年から出てきて、とにかく運動能力が高くて、『これは将来的に、日本球界を代表して引っ張っていく選手になってほしい選手』だと、出てきた時に思ったからね」と、デビュー時から注目していたと回想。

さらに、「ヒット打って塁に出て、2塁に行くと、ショートを守ってるから、97年とか98年とかは行くたびに『頼むよ、次』って。『パ・リーグを引っ張っていく存在だから頑張れよ』って」「その頃、僕はアメリカに行く意思を表明していた頃だったので」「いっつもそうやって声をかけてたね、2塁に行くと」と、2塁ベース上で松井氏にエールを送っていたことも明かした。

この話に、チャンネルスタッフが「あの塁間でそんな会話があったんですね」と漏らすと、イチロー氏は「しょっちゅうありました」とうなずきながら、「照れくさそうに『ありがとうございます』って稼頭央はやってたけど」と振り返っていた。

【編集部MEMO】
モバイルゲーム『プロ野球スピリッツA』で5月30日から開始した「イチローセレクション」では、イチロー氏がセ・パ12球団から一名ずつ選出した12名が登場。現役のプロ野球監督やコーチらが選ばれた。また、選出理由を語った貴重なインタビュー動画も公開中。イチロー氏が日本人打者で脅威と感じていた右バッターの存在、埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督と塁上で交わしたエピソードなどをイチロー氏ならではの言葉で語っている。