DenodoとGoogle Cloudが提携、 データ仮想化と生成AIを統合

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Denodo Technologiesは6月11日、Google Cloudが提供するVertex AIとのパートナーシップの一環として、 Denodo PlatformとVertex AIを統合すると発表した。
○「Vertex AI」と「Denodo Platform」の概要

Vertex AIは、生成AIを構築して使用するためのフルマネージド統合AI開発プラットフォーム。Vertex AI Studio、Agent Builder、150 以上の基盤モデル（Gemini 1.5 ProやGemini 1.5 Flash）を利用できる。

Denodo Platformはデータ仮想化プラットフォームとして、論理的なデータ統合、データ管理、データ配信を実現する。ユーザーはDenodoにより、データウェアハウスやデータマートを構築することなく、さまざまなデータにリアルタイムでアクセスできる。

○「Vertex AI」と「Denodo Platform」統合のメリット

Denodo は、単一のアクセス ポイントを提供することで、さまざまなソースからのデータの統合された仮想ビューの作成を可能にする。また、DenodoはAIアプリケーションを拡張する前にデータの移動や統合を行う必要がなく、AIアプリケーションが統合データにアクセスするための単一の統合ゲートウェイを提供する。

一方、GoogleのVertex AI 埋め込み、基盤モデル、 LangChainによるベクトル検索機能は、仮想化されたデータレイヤーから関連情報を取得・合成・処理できる生成AIアプリケーションの構築に役立つ。

ユーザーは、Denodo Platformを活用してVertex AIアプリケーションにデータを安全かつ効率的に提供することで、バイアスの軽減、プライバシーの保護、人間による監視といった倫理的な配慮を責任を持って確保することが可能になるという。