明治大学ら、縄文人が土器に栽培したダイズを埋め込み装飾としていた痕跡を確認
マイナビニュース / 2024年6月13日 9時26分
明治大学は6月10日、同学黒曜石研究センター、中央大学、金沢大学古代文明・文化資源学研究所、東京国立博物館と共同で実施した縄文時代中期勝坂式土器の研究結果について発表した。
2021年2月、東京都府中市の清水が丘遺跡から縄文時代中期勝坂式土器が出土した。この土器には装飾として、線状に隆起(隆線)するよう土を貼り付けた部分から7箇所の凹みが見つかっている。明治大学黒曜石研究センター、中央大学、金沢大学古代文明・文化資源学研究所、東京国立博物館はその土器の装飾について調査・分析。この凹みがどのように付けられたのかを探るため、レプリカを作製し、実体顕微鏡や走査電子顕微鏡を用いて観察した。
その結果、栽培サイズのダイズ属種子を押し付けて埋め込む手法により、意図的に付けられたことが明らかになった。日本列島の先史時代の土器において、装飾または儀礼などのために人間が意図的にダイズ属種子を埋め込んだと確実に言える初めての事例となった。
発見した土器は、府中市郷土の森博物館に収蔵されており、7月20日以降に同博物館において一般公開が予定されている。
(フォルサ)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
北大など、最古のアリ化石を調査し1億年前には社会性を獲得していたと解明
マイナビニュース / 2024年6月18日 19時15分
-
【はばたけラボ インタビュー】 日本の「歴史」を掘る! 文化財調査官の近江俊秀さん
OVO [オーヴォ] / 2024年6月12日 12時0分
-
中央大など、土器に縄文時代の種子が意図的に埋め込んであることを確認
マイナビニュース / 2024年6月11日 19時19分
-
縄文人が栽培したダイズを土器に埋め込んで、装飾としていた痕跡を日本で初めて確認~縄文時代の植物利用や縄文人の精神文化解明に貢献~
PR TIMES / 2024年6月10日 15時15分
-
走査電子顕微鏡関連装置が日本顕微鏡学会より「顕微鏡遺産」に認定
PR TIMES / 2024年6月5日 17時40分
ランキング
-
1たったこれだけで目薬1本分の効果が得られる…「緑内障に効果あり」に効く眼圧を下げる1日1分の呼吸法
プレジデントオンライン / 2024年6月25日 8時15分
-
2牛肉、うなぎ、あさり、鶏肉など…繰り返される「産地偽装」「産地ロンダリング」のカラクリ
NEWSポストセブン / 2024年6月25日 16時15分
-
3本能寺の変は決して無謀なクーデターではなかった…明智光秀の計画を狂わせた2人の武将の予想外の行動
プレジデントオンライン / 2024年6月25日 10時15分
-
4【お風呂掃除】カビが生えにくくなる入浴後の習慣とは? - リンナイが解説
マイナビニュース / 2024年6月24日 12時27分
-
5「3大疾病」と「7大疾病」の対象になるのはどんな病気?50代が検討するときのポイント
オールアバウト / 2024年6月25日 19時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)