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世界一美味しい市販の日本酒を決める「SAKE COMPETITION 2024」1位に輝いたのは?

マイナビニュース / 2024年6月12日 19時3分

5年ぶりに復活した海外出品酒部門の1位に輝いたのは「DASSAI BLUE Type 23」(DASSAI USA INC.)。2023年9月より販売を開始した本商品は、発売から約半年にも関わらずスピ―ド受賞となった。

同商品について、代表取締役社長の桜井一宏氏は「アメリカは水が硬く、発酵が進みやすい。すごく苦労しながら、一歩一歩積み上げていってこの味になったと思います。アルコールは少し日本(の獺祭)より低めなのですが、香りも味もパンチがあると思います」とコメントした。

そのほか、40歳以下の最上位受賞酒の醸造責任者に与えられる特別賞「ダイナースクラブ若手奨励賞」には、新澤醸造店(宮城)の「伯楽星 特別純米」を手掛けた渡部七海氏が選ばれた。渡部氏は入社3年目の2019年に杜氏を任されたという若手のホープ。

「杜氏になった当初は、入社3年目だったのでみなさん年上の方で。なかなかこうしたいと思っても、納得してもらうには大変だったこともありました。でも、今はお互い方向性を理解して、理由さえ話せば協力してくれるメンバーです。今後もチームづくりを大切に、いいお酒をお届けできればと思います」と、チーム作りの苦労や酒造りへの想いを語ってくれた。

ちなみに、同賞は革新的な考えをもつ、次世代の造り手を応援することを目的にしており、受賞したお酒はダイナーズクラブ会員への紹介をはじめ、販路拡大・製品PRの面で支援を行うという。

そして最後は、日本酒ソムリエアプリSakenomyが選ぶ「Sakenomy Best Brand of the Year」賞が発表された。選ばれたのは海外でも人気のある高木酒造(山形)の「十四代」。

同アプリを開発・運営するJAPAN CRAFT SAKE COMPANYの代表取締役 中田英寿氏は、自社で開催したイベントではSNSに対応している蔵ほど(売上)上位にランクインする、と話す。

だが、その逆を行くのが高木酒造。中田氏は「SNSは多分全くやられていない高木さん。だが、(同社主催のイベントで)たった1日で100升を売り上げました。というのは、やっぱり長く積み上げたブランドの結果なのかな」と、高木酒造が長年磨き上げてきたそのブランド力を称えた。

各蔵が経験や技術、そして想いをかけて醸した酒は、いずれも販売継続中または今後2024年内に発売を予定している。ぜひあなたも話題の酒に触れ、その魅力に触れてみてはいかがだろう。
(矢吹結花)



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