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筑波大など、親しい人の顔と物の価値は同じメカニズムで記憶されると発表

マイナビニュース / 2024年6月12日 20時24分

線条体尾部は眼球運動を制御する脳領域に情報を送り、価値の高い物体に対する素早い視線移動に関与していることが明らかにされている。そのことから、同経路が、社会的に親しみのある人を素早く見つけることにも貢献していることが示唆されるという。

今回の研究では、大脳基底核の一部である線条体尾部の神経細胞が、社会的な情報と報酬の価値を同時に符号化する役割を持ち、それにより、サルは親しい顔や価値の高い物体を迅速に認識することが明らかにされた。この知見を応用し、異なる社会的文脈や感情状態における線条体尾部の神経活動の解析により、社会的な絆の形成や維持といった社会的相互作用のメカニズムをより深く理解できることが考えられるとする。また、自閉症スペクトラム障害(ASD)やパーキンソン病などの神経変成・精神疾患では社会的認知に関連する障害が報告されており、今回の研究成果はそれらの病態の治療法開発にも役立つことが期待されるとしている。
(波留久泉)



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