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「Data Intelligence Platform」を掲げるDatabricksが年次カンファレンス開催

マイナビニュース / 2024年6月13日 15時22分

画像提供:マイナビニュース

Databricks(データブリックス)は6月12日~14日、米サンフランシスコのMoscone Centerで年次カンファレンス「Data + AI Summit 2024」を開催した。本稿では、同12日に行われた米Databricks Co-founder and CEO(共同創業者兼最高執行責任者)であるAli Ghodsi(アリ・ゴディシ)氏のキーノートを紹介する。

「Data Intelligence Platform」を掲げるDatabricks

Data + AI Summit 2024には世界140カ国・地域からオンラインも含めて6万人が参加し、リアル参加も1万6000人となり、セッション、トレーニングは600超、200のデータチームがプレゼンテーションを行い、エキスポエリアへの出展は143を数えた。

また、同社を象徴するものと言っても過言ではない、OSS(オープンソースソフトウェア)の分散処理フレームワーク「Apache Spark」と、オープンソースストレージレイヤ「Delta Lake」の年間ダウンロード数がともに10億、ML(機械学習)のライフサイクルを管理する「MLflow」が2億、そして同社社員が貢献したオープンソースコードは1200万行に達したことを紹介した。

ゴディシ氏は「近年では“Data + AIカンパニー”になりたいと考えている企業は世界中に溢れています。今後、5年は企業においてデータとAIが戦略的に重要であることが示されており、勝負に勝っていけなくなると考えられています。財務やリテール、メディア、ヘルスケア、公共事業であっても、あらゆる場所でデータとAIが使われる。従来から当社のミッションは世界中の人がデータとAIを使えるようにしたいとの想いから“データとAIを民主化する”をミッションとしています」と述べた。

同氏が言うように、DatabricksではデータとAIの民主化を推進し、データ統合とデータ分析、AIの活用を可能とするSaaS(Software as a Service)型統合データ分析基盤として「レイクハウスプラットフォーム」を提供しており、これにAI機能を加えて「Data Intelligence Platform」と位置付けている。
データとAIの民主化に向けた3つの課題

データとAIを民主化するにあたり、同氏がさまざまな企業と対話する中で3つの共通する課題が浮き彫りになったという。それは「Everyone wants AI(皆がAIを欲している)」「Security and privacy are under pressure(セキュリティとプライバシーに対するプレッシャー)」「Data estate is fragmented(データの断片化)」の3つだ。

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