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小池栄子×仲野太賀、宮藤官九郎脚本に感じる“メス”の鋭さ 『新宿野戦病院』でタッグ「ドヤ顔で突っ走る」

マイナビニュース / 2024年6月14日 7時0分

――『コタツがない家』や『俺の話は長い』などでご一緒されている日テレの櫨山裕子プロデューサーに小池さんの魅力を聞いたら「勇気がある人」とおっしゃっていたのですが、「もうドヤ顔で突っ走ろう」という言葉を聞いて、納得しました(笑)

小池:年齢とキャリアを考えたら、もう恥ずかしいなんて言ってられないですからね。私って、根はついついダラけたり、サボりがちな性格なんです。だから、こういうふうに課せられるとうれしいですし、そんな私に任せてくれるんだと思うとすごくありがたいので、怖いですけど、やっぱりこの世界にいる限り飛び込むというのは、ずっと続けていかなきゃと思うんです。
○チャラ男役は「かなり楽しんでやれています(笑)」

――仲野さんは今回のオファー、いかがでしたか?

仲野:小さい頃から宮藤官九郎さんのドラマを見て育ってきまして、これまでも宮藤さんの脚本作品に出させてもらうことはありましたが、連続ドラマで主演を務めることになるというのは、あの頃の自分に言ってやりたいです(笑)。小池さんや他の素敵な俳優さん、素敵なスタッフさんとともに、こういうチャレンジングな作品をやれることがすごくうれしいですし、この先がとても楽しみです。

 僕の役柄は、見ての通り港区とかで豪遊してそうな、チャラチャラした成金で(笑)、小池さん演じるヨウコが芯がある人に対して、僕が演じる享は何もなくていろんなことに流されていくキャラクターなのかなと。でも、ヨウコとの出会いをきっかけに、新宿・歌舞伎町といういろんな人たちが混じり合う中で感化されて、自分も成長していくのだと思います。

――チャラい男の役は、演じてみていかがですか?

仲野:かなり楽しんでやれています(笑)

●日本の不条理や不寛容がすごく描かれている

――最近でも『不適切にもほどがある!』が大きな話題になった宮藤官九郎さんの脚本はいかがでしょうか。

小池:やっぱりすごく面白いですし、運ばれてくる患者さんのバックグラウンドやエピソードがニュースで見たことがあるようなもので、今の時代だからこその題材をうまく描かれているなと思いました。今回はW主演と言っても群像劇で、みんなに均等にたくさんエピソードがあるんです。患者さんと接する中でそれぞれの人物がどういうふうに感じて、どういうふうに変わっていくのか。

 また、医療とは何か、人の命を救うとは何か、自分の存在意義とは何かというものを、宮藤さんが丁寧に書いてくれています。先ほど「コントみたいに」と言いましたけど、別に笑わせようとするわけではなく、一生懸命な部分が滑稽であったり、ホロっときたりして、そこがとても絶妙に描かれているので、さすがだなと思いました。

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