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ホンダの新型「フリード」は何が変わった? 開発責任者に聞く!

マイナビニュース / 2024年6月20日 7時30分

画像提供:マイナビニュース

ホンダの新型「フリード」がもうすぐ発売となる。ハイブリッドシステムの刷新により、乗り心地や快適性、環境性能などが現行型と変わっていることは試乗して体感できたが、内装をはじめ、新型フリードには現行型との違いがまだまだあるはず。このあたりを開発責任者の安積悟BEV開発センター統括LPLと開発メンバーに聞いてみた。

3列目シートに大きな変化が!

まず、変わっていない部分を探すと、好評だった“ちょうどいい”サイズ感はこれまで通りだ。なぜ変えなかった? 安積LPLに聞いた。

「正直に言って、“ちょうどいい”というのは意外と難しいんです。もっと大きい方がいいとなればステップワゴンなどラージサイズのミニバンには敵わないし、小さい方がいいとなるとN-BOXなど軽のスーパーハイトワゴンがあります。まあ、悩んでいてもしょうがないので、ボディサイズを変えることなく、できるだけ中を広くして、誰にでも使いやすくする方向で改良していきました」

確かに使いやすさの向上は顕著だ。例えばメーター類をインホイール化することで水平基調のコックピットとし、運転席からの開放的な視界を確保していたり、2列目シートの形状を進化させてウォクスルーや乗り降りのしやすさを引き上げたりしている。

フリードの注目ポイントでもある3列目シートについては、乗り心地はそのままに、跳ね上げ位置を90mm低くしたり、シート重量を軽くしたり(それぞれ1.3kg軽量化)、フックの取り付け位置を手前にしたりして、小柄な女性でも重さや操作のしづらさを感じないような工夫を施した。

「現行フリードをディーラーに見に行くと、営業マンはとにかく平穏な顔をして3列目シートを持ち上げる努力をしてくれていましたが、新型は努力なしでも大丈夫になりました(笑)」と安積LPL。実際にやってみると、跳ね上げ時の慣性モーメントが軽くなっていて、格納しやすくなっているのが実感できた。

「クロスター」の推しモデルは?

最近のホンダ車らしくスッキリとしたデザインをまとった「エアー」に対して、もう1台の「クロスター」は少しとんがったスタイルだ。2台の違いが明確になっている。差別化という意味では、シンプルすぎることに物足りなさを感じるユーザーもいるはず。現行モデルのクロスターは標準車との違いがあまりなく、「だったらノーマルでも構わない」と判断されてしまっていた側面もあるとのことで、新型フリードでは両タイプのキャラの違いをより明確にしたようだ。

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