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Windows 10向け更新プログラム「KB5039211」公開、lsass.exeの問題を修正

マイナビニュース / 2024年6月14日 10時12分

画像提供:マイナビニュース

Microsoftは6月11日(米国時間)、「June 11, 2024—KB5039211 (OS Builds 19044.4529 and 19045.4529) - Microsoft Support」において、Windows 10向けの更新プログラム「KB5039211」をリリースした。このセキュリティ更新プログラムでは、セキュリティ修正プログラムの追加およびlsass.exeの問題に対するパッチが追加されている。

○更新プログラム「KB5039211」の概要

影響を受けるWindowsのエディションは次のとおり。

Windows 10 version 22H2
Windows 10 version 21H2
Windows 10 Enterprise version 21H2
Windows 10 Enterprise multi-session version 21H2
Windows 10 Education version 21H2
Windows 10 IoT Enterprise version 21H2
Windows 10 Enterprise LTSC 2021 version 21H2
Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021 version 21H2

Windows 10 バージョン22H2に対するセキュリティ更新プログラムでは品質が強化されているほか、Windows 10 バージョン21H2に関しては品質の向上とともにlsass.exeに影響する問題が修正されている。

lsass.exeの問題には2024年4月のセキュリティ更新プログラムをWindowsサーバにインストールした際に応答が停止してしまう問題とローカルセキュリティ機関 (ドメイン ポリシー) リモートプロトコル(LSARPC)呼び出し中にメモリーリークが発生する問題が含まれている。

なお、既報のとおりWindows 10 バージョン21H2のサポートが2024年6月11日で終了することも記載されており注意が必要。サポート期間が終了するとセキュリティ更新プログラムを含むすべての更新プログラムを受け取ることができなくため、Microsoftはユーザーに対し早急に最新のWindowsにアップグレードすることを呼びかけている(参考:「Windows 10 21H2のサポート終了まで1カ月を切る、Microsoft再び警告 | TECH+(テックプラス)」)。
(杉山貴章)

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