1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

Google、AndroidスタックをChromeOSの基盤の一部として採用へ

マイナビニュース / 2024年6月14日 18時30分

画像提供:マイナビニュース

Googleはこのたび、Chromium Blog「Building a faster, smarter, Chromebook experience with the best of Google technologies」において、ChromeOSの基盤の一部としてAndroidスタックの大部分を統合する計画を発表した。これはGeminiをはじめとするGoogle AIの新機能をより迅速かつ大規模にユーザーに展開し続けるための施策であり、Android LinuxカーネルとAndroidフレームワークをChromeOSの基盤に据えることによってAIイノベーションのペースを加速させることが狙いだという。

○ChromebookへのGoogle AIの統合を加速

ChromeOSはLinuxカーネルをベースとしてGoogleが設計・開発したOSで、WebブラウザーのChromeをメインのユーザーインタフェースとして採用し、Webベースのアプリケーションを中心に構成されている点が大きな特徴である。ChromeOSはChromebookのデフォルトOSとして採用されているが、Googleは最近そのChromeOSに対するAIの統合を促進している。

こうした背景の下、Google AIの進化をより迅速にChromebookに取り込むには、Android LinuxカーネルやAndroidフレームワークをChromeOS自体に統合するのが合理的だという判断に至ったようだ。GoogleはAndroidスタックをChromeOSに取り入れることで、 AIイノベーションのペースを加速し、エンジニアリングプロセスを合理化できると説明している。また、スマートフォンをはじめとするさまざまなデバイスとChromebookとの連携も強化されるという。

「ChromeOSへのAndroid技術の統合はこれが初めてではない」とGoogleは強調している。これまでにも、ChromeOS上でAndroidアプリを実行できるようにしたり、ChromeOS 122からはBluetoothスタックを統合したりと、さまざまなコラボレーションの実績がある。

開発はすでに開始されているものの、消費者の手に届くまでにはまだ時間が必要なようだ。アップデートされたChromeOSが利用可能になり次第、シームレスな移行を提供する予定とのこと。AI技術の統合はもちろんだが、それ以外にもAndroidデバイスとChromebookがよりシームレスに相互運用できるようになることを考えると、この計画は実に刺激的なものと言えるだろう。
(杉山貴章)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください