1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

アレルゲン食品であるナッツ類も粉末化などの工夫で離乳食初期から安全に摂取が可能、NCCHDが確認

マイナビニュース / 2024年6月14日 23時1分

その結果2歳までに、卵は全員が摂取可能だったという。以前、同センターで明らかにした鶏卵早期摂取の有効性が浸透している結果と考えられるとした。そして今回の対象であるピーナッツは78.8%、クルミは81.3%が摂取可能だったが、カシューナッツは食習慣の影響や優先度の低さから41.4%とやや劣る結果だったとする。また、期間を通じて、ピーナッツやナッツ類で、誤嚥や窒息は発生せず、救急受診したケースもあったが、軽度だったことからアドレナリンの投与を必要としなかったという。

日本ではナッツ類の消費量が年々増加しており、食生活も大きく変化しているが、上述したように、誤嚥や窒息のリスクから離乳食のレシピにナッツ類が含まれていることはほとんどない。今回の結果から、ピーナッツやナッツ類も、形態を工夫することで卵や牛乳同様に、安全に早期摂取を行える可能性があるとした。研究チームは今後、管理栄養士や患者会と一緒にナッツ類を離乳食でも安全かつ簡単に摂取できるようにレシピ開発を進めていくとしている。

なお、今回の研究結果は、アレルギーの発症を防ぐ効果が示されたものではないと研究チームでは注意をうながしている。そのため湿疹やアトピー性皮膚炎の既往がある子どものいる保護者は、アレルギーの原因になりやすい食品の摂取について自己判断で開始せず、必ずアレルギー専門の医師の指導の下で行ってほしいとしている。
(波留久泉)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください