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ちょっと昔の日本を垣間見られる、マニアックな地図サービス5選

マイナビニュース / 2024年6月15日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

PCやスマホで見られる地図サービスが普及して久しいが、それらがカバーしているのは、あくまでも現時点でのデータのみ。こうしたことから、過去の地図をネットで見られるようにしようという取り組みは、さまざまな形で行われている。

今回はそうした中から、少し前の日本を知ることができる、5つのサイトを紹介する。過去の地図をほぼそのままの姿で現在の地図に重ねて表示するタイプもあれば、Googleマップのような現代のマップサービスと変わらぬタイプもあるなど、見せ方は千差万別だが、どれも新鮮な驚きがある。自身がよく知っている地域を、これらのサイトで逐一チェックすれば、これまで知らなかった新たな発見もあるだろう。

なお今回はテーマ別の紹介が中心だが、公開元のサイトでは今回紹介した以外の切り口で別のマップを公開している場合も少なくないので、各サイトを訪れた際はそちらもチェックしてみてほしい。
○市町村合併の変遷も一目瞭然「市町村変遷パラパラ地図」

「市町村変遷パラパラ地図」は、市町村の変遷をまとめた地図。左フレームには西暦年が表示されており、それをクリックすると当時の地図が右フレームに表示される仕組み。これらをマウスオーバーすることで、パラパラまんがのような感覚で市区町村の変遷を見ることができる。全国都道府県のほか、都道府県自体の変遷などのデータも用意されている。

○住所表記の「小字」が見られる「関東小字地図」

「関東小字地図」は、いまでは失われた、住所表記の「小字(こあざ)」をマップ上で表示できるサイト。小字表記の地名は昔そこがどのような区域だったかを端的に表していることが多く、それらを現在の地名と対比させて見られるのは貴重。クリックすると小字よりも手前の住所が表示される。対応しているのは関東地方の一部のみ。

○終戦直後の日本の姿が見られる「米軍作成地図」

「米軍作成地図」は、終戦後に米軍が作成し、テキサス大学が保管している日本全国の主要145地区の地図データを現在の地図に重ねて表示できる。米軍側によって独自に測量されていることに加えて、記載すべきスポットの取捨選択が日本側で作られた地図とは異なっているのが面白い。個人運営の地図サイト「open-hinata」上で提供されている。

○8万にもおよぶ古い地名を表示可能「日本歴史地名大系」

「日本歴史地名大系」は、日本全国の古い地名を現代の地図に重ねて表示できるサービス。ジャパンナレッジ版「日本歴史地名大系」に収録されている8万にもおよぶ地点数に対応しており、マップを拡大してアイコンをクリックすることで、当時の地名を表示できる。検索機能も用意されており、古い地名から現在の住所を逆引きすることも可能。

○歴史地図を現代のマップサービス風に表示できる「れきちず」

「れきちず」は、現代のマップサービスと同じ使い勝手で、歴史地図を閲覧できるサービス。現在は江戸後期について、関東を中心としたエリアのみ実装されているが、長期的には平安以降、全国に対応することを目標としている。前述の「日本歴史地名大系」のデータセットも搭載する。このほか地形の3D表示にも対応している。

山口真弘 ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWebや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーがおもな守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。 この著者の記事一覧はこちら
(山口真弘)

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