超特急・草川拓弥、双方に生きる俳優&ダンサーの“二刀流” ファン拡大も実感「相当なこと」
マイナビニュース / 2024年6月16日 7時0分
○「御眼鏡にかなわない」に苦戦
――バンド仲間で、いつも気にかけている瑛斗を演じた櫻井海音さんとの芝居は、どのように意識されていましたか?
とにかくカメラに撮られていることを意識せず、日常みたいにラフに、という感じですね。もちろん仲が良いですし、お互い信頼し合っていて深く知っている関係ではあるけど、仲が良いからといって何でも踏み込んでいいものではないと思うので、そのうまい塩梅が表現できればと思っていました。
――桜井玲香さんとW主演のスピンオフも配信されておりますが、こちらの見どころはいかがでしょうか。
本編では描かれなかった竜をさらに深掘りできるような内容になっています。ほとんどが会話劇にはなってるんですけど、その会話のラリーもすごくやりがいがありましたし、ちょっとバトルしているかのような演出に、僕もやっていてワクワクしました。人に対してズバズバと言うくせに、肝心の瑛斗への感情はモゴモゴして言えなくなったりして、そこの竜のかわいらしさというのがより伝わるんじゃないかと思っています。
――会話劇で難しかったところはありますか?
セリフを覚えるという作業がすごく苦手なので、そこだけは苦戦はしました。作品によって共感できる・できないでセリフや言い回しが頭の中に入ってくる感じが結構、顕著に分かれるんですよ。今回はスッと入ってきました。
ただ、「御眼鏡にかなわない」というセリフがあるんですけど、普段使わない言葉だったので、「御眼鏡」のイントネーションに苦戦しました。今も合ってるかどうか分からないんですけど(笑)、何回か間違えて、「もう1回やろうか」っていう感じでしたね。
●芝居と人生経験でパフォーマンスが表情豊かに
――今や俳優業と超特急の“二刀流”でご活躍されていますが、先に俳優デビューされてお芝居をされてきた後に、超特急に加入されました。
事務所に入ったのが中学1年の冬で、それからいろんな作品に出させてもらっていたんですが、高校2年の時に「グループでやってみないか?」と声かけてもらったんです。そこでグループ活動をすることになったんですが、最初の頃は“二刀流”ではなくて、それぞれ一つずつみたいな感じでした。
――それから実際に“二刀流”となって、この両立は最初から「いける」という感覚があったのですか?
自分の中でグループの時と個人の時とでの切り替えみたいなものは、はっきりとないんです。グループはメンバーがいるんで、良くも悪くも甘えられる部分がありますけど、1人の時だとやっぱり自分でやらなきゃいけないというくらいの違いで。ここを明確に変えようみたいな意識も特にないので、そこに関してのプレッシャーはあまりなかったですね。
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