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「Copilot+ PC」がついに登場 “Windows史上最も高性能なPC”の実力とは?

マイナビニュース / 2024年6月18日 7時0分

現在、同機能はプレビュー版での提供であり、利用にはCopilot+ PCの設定で同機能を有効にし、生体認証「Windows Hello」の登録が必須だ。スクリーンショットの画像は検索ワードを含めて暗号化された上で端末上に保存され、端末上のAI機能で文脈を理解する。

説明会に登壇した日本マイクロソフト 業務執行役員 コンシューマ事業部 モダンライフ戦略本部 本部長の小澤拓史氏は「当社の調査によれば、ビジネスパーソンは1週間あたり平均5時間、PC上で“何か”を探している。リコール機能では、頭の片隅にあるイメージをそのまま言葉で問いかけるだけで、探したい情報にたどり着くことができる」と説明した。

同機能を使用する際は、ユーザーが PC の前に物理的に存在している必要があり、暗号化されたデータは、ユーザーが認証した場合にのみ復号化される仕組み。また、何が保存されるかについてはユーザーが指定することが可能で、スクリーンショットの削除に加え、保存の一時停止や無効化の設定が常に可能だ。

加えて、Copilot+ PCにはストレージ要件もある。「容量が256GB以上であること」と「少なくとも50GB以上の空き容量を確保すること」が必須条件で、ストレージの残容量が25GB以下となるとリコール機能は自動的に無効化されるとのこと。

「プライバシーに配慮し、ユーザー自身で柔軟に設定できる機能を搭載した。安心して使うことができる」(小澤氏)
手描きと文字によるプロンプトで画像を生成「コクリエイター」

「コクリエイター」機能は、ほぼリアルタイムに手描きと文字によるプロンプトで、画像を生成できる新機能。新しいペイントアプリに搭載された機能だ。

例えば、「森林の中のコテージ」とテキストで入力した後、それっぽい絵を描くと、自分で描いた構図に近い画像を生成してくれる。「創造性スライダー」の数値を変更することで、生成のレベルを調整することも可能。

また、実写風や印象派風、アニメ風などのスタイルを自由に選択でき、絵心やスキルに関係なく自分のアイデアを自由に表現することができる。「自分のアイデアを反映したオリジナルの絵を、AIがブラッシュアップしてくれる」(小澤氏)

ただし、現時点ではプロンプトの入力は英語に最適化されており、日本語を含む他言語では処理に時間が掛かる可能性があるという。同機能もプレビュー版としての提供だが、Copilot+ PCであればだれでも利用できる。

Copilot+ PCには他にも、「フォト」アプリに組み込まれる生成AI機能「イメージクリエイター」や、日本語を含む44言語を、英語にリアルタイム翻訳して字幕表示する機能「ライブキャプション」といった限定機能が搭載された。

日本マイクロソフト 執行役員 常務 コンシューマ事業部長の竹内洋平氏は「AIを中心にPC全体を一から再構築した。Copilot+ PCはWindows史上で最も高性能なPCだ」と胸を張った。
(早川竜太)



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