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これ、スバルが作ったの!? レトロなスクーターの正体とは

マイナビニュース / 2024年6月24日 11時0分

画像提供:マイナビニュース


スバル(SUBARU)と言えば水平対向エンジンと4WDを特徴とするクルマのメーカーですが、戦後間もない頃にはスクーターを作っていました。さて、このモデルはなんでしょうか?

ヒント:日本の第一次スクーターブームを巻き起こした1台!

こちらのスバル製スクーターは第二次世界大戦が終わった直後、人々の移動手段として、あるいは荷物の運送などで日本の復興を支えた名車です。

――正解は次のページで!


○問題をおさらい!

正解はこちら!
○【答え】富士重工業(現・スバル)の「ラビット」

正解は富士重工業(現・スバル)の「ラビット」というスクーターでした!

ラビットはスバルの前身である富士重工業が、さらにその前の富士産業時代、具体的には1947年から1968年まで生産・販売したスクーターです。20年の間に進化を続け、たくさんのモデルを生み出しました。

ラビット誕生に大きく関わったのは第二次世界大戦です。スバルの前身企業は大戦中、「隼」や「疾風」などの戦闘機や零戦のエンジンを生産していた東洋最大の航空機メーカー「中島飛行機」ですが、戦後はGHQによって航空機の研究・製造が禁止され、会社も解体されてしまいました。

旧・中島飛行機の「富士産業」は、工場に残っていた資材で自転車やリアカーなどの金属製品を作りながら事業の再建を模索する中で、進駐軍が持ち込んだアメリカ製スクーター「パウエル」に注目します。これを参考にして1946年に「ラビット」の一号車を完成させ、翌年には「ラビットS1」を発売。これが爆発的なブームを巻き起こしました。

1955年には旧・中島飛行機系企業5社によって「富士重工業」が設立されますが、ラビットも大きく発展し、女性をターゲットとした50ccから、高速性能を実現するトルクコンバーター(変速機)を装備した200cc、さらには積載能力を高めたオート三輪タイプや電動モデルまで登場します。

ラビットを成功させた富士重工業は1958年、自家用車の普及に大きく貢献した「(スバル)360」を誕生させ、自動車メーカーとしての道を歩み始めます。戦後の復興から高度経済成長期の移動・運搬手段という大役を果たしたラビットは1968年に生産終了となりましたが、現在もたくさんの愛好家によって動態保存されています。

それでは、次回をお楽しみに!

津原リョウ 二輪・四輪、IT、家電などの商品企画や広告・デザイン全般に従事するクリエイター。エンジンOHからON/OFFサーキット走行、長距離キャンプツーリングまでバイク遊びは一通り経験し、1950年代のBMWから最新スポーツまで数多く試乗。印象的だったバイクは「MVアグスタ F4」と「Kawasaki KX500」。 この著者の記事一覧はこちら
(津原リョウ)

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