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山田祥平のニュース羅針盤 第442回 14,800円のノイキャンイヤホン、Ear (a)とFreeBuds 6i実機を比べた

マイナビニュース / 2024年6月18日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

コスパの高いノイズキャンセル機能つきの完全ワイヤレスイヤホンが充実してきた。なかでも15,000円前後はその激戦区といえるだろう。ハイエンド製品かと見まごうばかりのスペックでこの価格というのはちょっと驚きだ。

最近の注目は6月18日に発売されたばかりの「HUAWEI FreeBuds 6i」だ。価格は14,800円。同社は以前からオーディオ系のガジェットに熱心で、多くの優れた製品をラインアップしているが、今回の製品を借りてみて改めて驚いた。前のモデルよりもアクティブノイズキャンセリング性能が100%向上、ドライバーの駆動力も50%向上という、なんともダイナミックな刷新だ。

最初にスペックやプレスリリースのうたい文句を見たときは何かのまちがいかと思ったのだが、発売前の製品を実際に試聴してみてびっくりした。この数字は決して大げさではないと納得できるものだった。もっとも円安の影響もあるのだろう、前モデルより値上がりしているのは悩ましい。

同価格帯の製品では、この春にリリースされたNothingのEar (a)に注目していたのだが、そのポジションを揺るがすかのようだ。実力が拮抗しているともいえる。もう、この価格帯ならどちらかを選んでおけば間違いなさそうだ。

両製品ともにLDACコーデックに対応し、対応スマホであればハイレゾ再生を楽しめる。また、マルチポイント接続などの便利機能もしっかり装備されている。
○スティックをつまんで操作できるEar (a)

操作性の点ではNothingのEar (a)が好ましい。いわゆるボディのタッチ操作ではなく、イヤピースから垂れるスティックをつまむ操作でさまざまな指示を与えるようになっている。親指と一差し指2本の指が必要となるが、その分誤動作が少ない。

タッチの場合は、意図せずさわってしまったときに再生中の音楽が一時停止したりするようなアクシデントが、それなりの頻度で起こる。髪の毛がフサッとかぶっただけで再生が止まるといったこともある。

ちなみにFreeBuds 6iは、こうしたアクシデントを回避するためなのだろう、シングルタップのアクションには操作を割り当てることができない。作った人が製品をちゃんと使っていることがわかる。

○FreeBuds 6iはふくよかでインパクトある音作り

音質に関しては好みの問題だが、どちらの製品もしっかりとしている。個人的にはFreeBuds 6iのふくよかでありながらインパクトのある音作りは好みだ。

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