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アドビ、Acrobatで生成AI導入&AIアシスタントの複数ファイル対応などのアップデート

マイナビニュース / 2024年6月18日 14時50分

画像提供:マイナビニュース

アドビは米国時間の6月17日、「Adobe Acrobat」に同社の生成AIモデル「Adobe Firefly」を導入し、またAIアシスタント機能で複数ファイルに対応するなどのアップデートを行うことを発表した。これにあわせ、6月18日から6月28日までの間、AIアシスタント機能を無料で利用できるキャンペーンを開催する。

○Adobe Fireflyの導入

今回のアップデートで「Adobe Firefly」が導入されたことにより、ユーザーは「画像を編集」からPDF内の画像に生成AIを利用して加工を加えたり、「画像を生成」からAIによって生成した画像を追加したりできるようになる。

「画像を編集」では「生成塗りつぶし」「背景の削除」「切り抜き」といったツールが利用できるようになり、PDF内の画像に対して不要なオブジェクトの削除/背景の削除/新しい画像の追加といった編集を加えられるようになる。また「画像を生成」機能では、Adobe Firefly Image 3 Modelで画像を生成し、PDFに追加することができる。

これらの機能により、クリエイティブの専門家でなくても各種資料に効果的なビジュアルを追加して活用することができるようになる。なおこの機能については当面はデスクトップアプリの英語版のみの提供で、日本語版への導入時期は未定。
○AIアシスタントのアップデート

AIアシスタント機能「Acrobat AI Assistant」では、大きくふたつのアップデートが行われる。

ひとつは、複数のドキュメントを横断しての情報集約。これまでAIアシスタント機能では単独のファイルのみを対象に情報の検索などを行っていたが、アップデートにより、複数ドキュメントを対象としてAIアシスタント機能を利用できるようになる。PDFだけでなく、Wordファイル/PowerPointファイル/テキストファイルも対象とできる。

もうひとつのアップデートは議事録作成機能。リモート会議の後に、議事録をもとに主要な話題や重要ポイントを含む会議のサマリーを作成する。また、音声コマンドによるモバイルアクセス機能で、音声によりAIアシスタント機能と対話することができる。

○AI活用と信頼性の構築

「Adobe Firefly」「Acrobat AI Assistant」などのアドビのAI機能は、アドビのAI倫理に従って開発されている。今回のAcrobatのアップデートに際し、アドビは改めて同社がAI活用において準拠している信頼性構築についても言及している。その内容には以下のような要素が含まれる。

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