1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

富士フイルムと順天堂病院、外来患者の転倒リスクを予測するAI技術を開発

マイナビニュース / 2024年6月18日 19時13分

今回の成果に対し、順天堂大 医学部 附属順天堂医院の桑鶴良平院長は、「順天堂医院では、長らく医療の質の指標(Quality Indicator)の1つとして、75歳以上の外来患者さんの転倒発生率の低下を挙げてきました。病気の診断、治療のために来院した患者さんが院内で転倒してしまい、さらなる疾患を患うことは避けたいという理由からです。今回は、これまで研究が進んでいなかった外来患者さんの転倒のリスク因子に着目し、統合診療データと機械学習を用いて富士フイルムと共同で転倒リスク予測モデルを構築しました。本研究結果が、外来患者さんの転倒リスクを精度高く予測し、医療機関が前もって対応することで、その発生率が低下することを期待しています」とコメントした。

また、富士フイルム執行役員メディカルシステム開発センターの鍋田敏之センター長は、「医療の質・安全性の向上のために多くの取り組みを推進されている順天堂医院の医学的知見と、CITA Clinical Finderにて管理している病院内の包括的かつ大規模な診療データならびに当社独自の医療特化型予測AI技術を融合させることで、外来患者を対象とした転倒リスクを高精度に予測する技術を開発することができ、大変嬉しく思います。今後、本技術の社会実装を実現し、外来患者の転倒リスクの早期把握に寄与していきます」と述べている。

富士フイルムと順天堂医院は、今後、今回の技術のさらなる有効性検証を進め、早期実用化を目指すとしている。
(波留久泉)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください