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富士フイルムBI、廃食用油を航空燃料に活用する脱炭素プロジェクトに参画

マイナビニュース / 2024年6月20日 13時57分

画像提供:マイナビニュース

富士フイルムビジネスイノベーション(富士フイルムBI)は、気候変動への対応の取り組みの一環として、国内資源循環の促進と脱炭素社会の実現に向けたプロジェクト「Fry to Fly Project」に参画することを発表した。

同プロジェクトは、企業や家庭で発生する廃食用油を回収して再利用する形で国内で持続可能な航空燃料(SAF)を製造、航空機の運航に利用することで資源循環の促進や脱炭素社会の実現を目指す取り組み。SAFの導入には大量の廃食用油が必要となるため、プロジェクトの設立主旨に賛同した参加企業・自治体・団体から日々の活動を通じて発生する廃食用油を回収することでSAFの製造に活用。そうして回収された廃食用油を原料とした国産SAFは、日揮ホールディングス、コスモ石油、レインボーインターナショナルの3社により設立された「合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY」により、2025年度初頭から製造・供給が開始される予定で、2024年4月17日時点で102の企業、自治体、団体が同プロジェクトに参加している。

富士フイルムBIの取り組みとしては、同社の横浜みなとみらい事業所の社員食堂から排出される廃食用油から同プロジェクトへの提供を開始、順次、ほかの富士フイルムグループの拠点に設置されている社員食堂に対象を広げていくとしているほか、従業員や事業所へ来訪する顧客などに対してもプロジェクトの取り組みを発信していくことでSAFの普及に貢献していきたいとする。

同社は、これまでにも循環型社会の実現に貢献するため、性能や品質、安全性を確認した上で積極的に部品をリユースしたフルカラーデジタル複合機を発売しているほか、脱炭素社会の実現に貢献するため、オフィスで使用される複合機やプリンターの消費電力を低減する技術開発に取り組んできており、そうした「資源循環の促進」や「気候変動への対応」といった自社が目指している事業活動の方向性と、Fry to Fly Projectの趣旨が合致すると考え、プロジェクトへの参画を決めるに至ったと説明している。

なお、同社は今後も、2030年度をゴールとした富士フイルムグループのCSR計画「Sustainable Value Plan 2030」のもと、資源循環の促進と気候変動への対応に取り組み、サステナブル社会の実現へさらに貢献していける企業を目指すとしている。
(上定真子)

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