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梅雨になるとだるい、体調がずっとすぐれない……原因と効果的な対策は?

マイナビニュース / 2024年6月21日 16時4分

画像提供:マイナビニュース

季節の変わり目は体調を崩してしまう人も多いタイミング。とくに梅雨の時期はなんとなく体調がすぐれない状況が続くことも。この不調は雨? それとも気圧のせい? 憂鬱な梅雨の不調を乗り越えるコツを医療法人愛晋会中江病院 内視鏡治療センターの中路幸之助先生にお伺いしました。

○■梅雨は女性の方が体調不良になりやすい

――梅雨時期の体調不良症状にはどんなものがありますか?

中路先生:梅雨の時期における体調不良の症状の多くは、長雨による湿度の上昇の影響が考えられます。湿度の上昇が原因となり、「頭痛・頭重感・めまい」「全身倦怠感」「浮腫(むくみ)」「首・肩こり・関節の痛み」「食欲不振、便通異常」「気分の落ち込み・不安感・眠気」などの症状が現れます。

どれか1つの症状が現れる場合もありますが、複数の症状が同時に現れる場合も多く見かけます。もともと普段からこれらの症状があった人はとくに梅雨をきっかけとして症状が出やすくなるのも特徴です。

また、「頭痛・頭重感・めまい」や「気分の落ち込み・不安感・眠気」などの症状は男性より女性、とりわけ更年期や生理中の女性に多いといわれており、ホルモンのバランスの変化の影響で自律神経が乱れることが原因と考えられています。

――女性の方が体調不良になりやすいのですね。梅雨時期はどうして体調がすぐれなくなるのでしょうか?

中路先生:梅雨にはいると「湿度」が急に上昇します。そうなると、体から水分としての尿や汗が排出しにくくなり、体幹や四肢、脳や腸の壁に水分がたまりやすくなり、体や四肢のむくみ、頭痛、便秘・下痢などの症状が出てきます。

自律神経には2種類あり、興奮して身体を活動させる「交感神経」と、リラックス状態にする「副交感神経」があります。この2つの神経がバランスを取ることで、体の恒常性が維持されています。

梅雨の時期は寒暖差や気圧変動に対応するため、「交感神経」が優位に働きます。この「交感神経」の優位な状態が続いてしまうため、緊張状態が持続し疲労やだるさの症状が出ます。

また、「副交感神経」が優位になりにくく、リラックス状態になりづらくなり、睡眠不足になりやすくなります。睡眠が浅いと、日中の眠気や集中力の低下などで生産性の低下にもつながります。
○■免疫力の低下による「梅雨風邪」に注意

――「自律神経」以外にも梅雨の不調の原因となるものはあるのでしょうか?

中路先生:梅雨の体調不良の原因としてあげられるのが「免疫力」の低下です。

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