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高橋克典、『大岡越前』主演抜てきに感激「チャレンジャーのような思い」 今の時代に時代劇を届ける意義も語る

マイナビニュース / 2024年6月23日 8時0分

画像提供:マイナビニュース

●「『大岡越前』を見て育った」 大岡忠相の魅力を熱弁
きょう23日よりスタートするNHKのBS時代劇『大岡越前7』(BS/BSP4K 毎週日曜18:45~)で新たに主人公・大岡忠相を演じる高橋克典にインタビュー。第7シリーズで重責のタイトルロールを演じることについて、高橋は「本当に感激です」と喜びを口にした。

江戸時代の名奉行、大岡越前こと大岡忠相による名裁きを、味わい深い人情ドラマを通して描いてきた『大岡越前』シリーズ。2013年から10年にわたって主演を務めた東山紀之に続いて、高橋が大岡忠相役を演じることになった。

過去には加藤剛主演でTBSで放送されていた『大岡越前』。高橋は「僕にとっては、あの『大岡越前』! という位置付けです。子供の頃、おばあちゃんと一緒に過ごした家族の時間の温かさが、『大岡越前』という作品と同時に存在しています」としみじみ語る。

「今の時代は数字だけを追っているというか、曖昧なものはどんどん削られていく時代のような気がしますが、大岡忠相は非常に温情を大事にし、人間のいい部分をくみあげて温かい裁きをするというイメージがあります。僕は子供の頃から加藤剛さんの『大岡越前』を見て育ちましたが、非常に真っ当で暴力的ではなく、立ち回りのシーンでさえも非常にきれいで美しいです。そういうところをしっかり守りつつ、江戸時代の温かさ、人と人との繋がりに、温かい笑顔などを織り交ぜていこうと思いながら演じました。今、時代劇『大岡越前』をやる意味、皆さんの記憶にある何かも含め、こんな人がいたらいいなと思えるようないろんなものを視聴者の皆さんにもぜひ感じていただけたら」

さらに、初代・大岡忠相役の加藤について、「とても魅力的な方で、声もいいですし、演技の質や立ち位置などが当時はドンピシャにハマっていて、普遍的なものになった気がします」と述べ、「僕はそんな風に表情豊かにカラフルに作り上げることがなかなかできないのが、今の課題でもあります」と話した。

加藤版と高橋版の『大岡越前』は時代の流れも相まって、機材はもちろん撮影する側だけではなく、視聴者側の環境など、あらゆる点が異なると言う。

「ご家庭のテレビが大きくなり、映像がデジタルになったこと、照明やカメラ機材の性能も良くなったこと。ノスタルジックに、その場にある空気を撮るというよりは、すごくリアルなものをレポートするようなものになってきている気がします。その中で、江戸時代というちょっと遠い空気をいかに作るだとか、あの頃のフィルムの感じをどう表現するか。また、テレビのサイズが大きくなったことで、極端なアップは昔より減っています。だから顔での芝居というよりも、全体でどうやって出すかということが求められます」

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