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IBM、ウィンブルドンの選手情報を提供する新しい生成AI

マイナビニュース / 2024年6月24日 14時22分

画像提供:マイナビニュース

IBMとオール・イングランド・ローンテニス・クラブは、ウィンブルドンのデジタル体験向上のための新機能を発表した。新機能は、IBMのAIおよびデータ・プラットフォームである「IBM watsonx」の生成AIを使用して試合データを活用し、選手権を勝ち進む世界の一流選手の最新情報をファンに提供するものとなる。
○新機能の概要

新機能の「Catch Me Up」は、「wimbledon.com」と「wimbledon 2024アプリ」を通じてAIが作成した選手のストーリーや分析とともに、試合前後の選手情報を表示。情報が反映された選手カードは、ファンの好みや位置情報、myWimbledonプロフィールなどのデータにもとづいてパーソナライズされ、お気に入りの選手から順に表示される。

試合前のコンテンツには、最近の選手のパフォーマンス分析や勝利予測が含まれ、試合後には主要な試合の統計やハイライトも含まれるほか、長編の日別サマリーも作成される。Catch Me Upは、IBMのLLM(大規模言語モデル)「Granite(グラナイト)」を活用して構築し、watsonxプラットフォームの機能を使い、AIが生成したテキストを提供する。

このモデルはウィンブルドンの編集スタイルでトレーニングされ、オールイングランド・クラブによってモニタリングされ、新機能はウィンブルドンが世界中の新規・既存のテニスファンに向けてコンテンツを拡大し、同時開催が多い男子シングルスと女子シングルスの試合をタイムリーかつ、編集された形でファンに提供することを目的としている。

また、今年のウィンブルドンは生成AIを使い、車いす競技を含む、従来よりも幅広い試合の中継を提供し、ウィンブルドンの多様で国際的な視聴者に向けて、多くの情報を提供する。

これは、wimbledon.comとwimbledon 2024アプリで利用可能なIBM Slamtrackerとして、再設計されたデジタルマッチセンターの一部に組み込まれる。IBM Slamtrackerは、watsonxから構築された生成AIを使用し、男子シングルや女子シングルの試合について、箇条書きベースでの試合中のプレビューと、試合後のレビューを提供するように強化されている。
(岩井 健太)

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