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子どもの好奇心からの問いかけに大人はどう対応すべき? - 高知大が調査

マイナビニュース / 2024年6月25日 13時52分

画像提供:マイナビニュース

高知大学は6月24日、しあわせ推進会議(高知市)および高知県下3市町教育委員会の協力を得て、小中学生511人を対象に「好奇心からの問いかけ」、「年少者や自然環境への労わり(改訂版の将来世代への関心度)」、そして「主観的幸福度」の関係についてタブレット端末を利用したWEBアンケート調査を実施し、併せて子どもと大人の世代間交流の重要性に注目して子どもが「好奇心からの問いかけ」をした際の大人の対応態度に関するデータを収集して分析した結果、子どもからの「問いかけ」に対し、「大人からポジティブな対応を受けた経験」を認識する子どもからは「好奇心からの問いかけ」および「主観的幸福度」が高い傾向があることが確認されたと発表した。

さらに、大人のポジティブな対応は子どもの「好奇心からの問いかけ」の傾向を促進し、さらにそのことが子どもの「主観的幸福度」の高さと関係することもわかったと併せて発表された。

同成果は、高知大 教育研究部 総合科学系 地域協働教育学部門の廣瀬淳一准教授(高知大 安全・安心機構 男女共同参画推進室 室長兼任)によるもの。詳細は、米オンライン科学誌「PLOS ONE」に掲載された。

近年、子どもの幸福度が注目されている。2022年に実施された日本の成人を対象とした研究において、“好奇心からの問いかけ”の傾向と「将来世代への関心度」および「主観的幸福度」の高さとの関連性についての報告がなされていた。しかし、子どもの好奇心からの問いかけ・将来世代への関心度および主観的幸福度と世代間交流との関係については、あまり知られていなかったという。

そこで廣瀬准教授は今回、小中学生を対象に「年少者や自然環境への労わり(改訂版の将来世代への関心度)」、そして主観的幸福度の関係について、タブレット端末を利用したWEBアンケート調査を行ったとのこと。また、子どもと大人の世代間交流の重要性にも注目し、子どもが好奇心からの問いかけをした際の大人の対応態度に関するデータ収集された。

そのデータ分析の結果、子どもからの問いかけに対し、「大人からポジティブな対応を受けた経験」を認識する子どもからは、好奇心からの問いかけおよび主観的幸福度が高い傾向があることが確認されたとする。さらに、大人のポジティブな対応は子どもの好奇心からの問いかけの傾向を促進し、さらにそのことが子どもの主観的幸福度の高さと関係することも判明したという。

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