1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

ロレックスの「5桁モデル」はなぜマニア心をくすぐるのか - 仕様の違いで価格が2倍になる例も

マイナビニュース / 2024年7月10日 6時30分

インターネットで検索するとロレックスの年式表が見つかりますが、5桁モデルなら製造時期を1年単位で特定できるため、自分の生まれ年や記念の年に製造されたロレックスを買い求めるという楽しみもあります。

それに加えて、5桁モデルは長いあいだ生産されていたので、途中でマイナーチェンジを重ねているモデルが多く、仕様の違いから希少性を見出しやすくなっています。例えば「GMTマスターⅡ 16710」では、2005年~2007年に製造された個体の一部で「GMT-MASTER II」のⅡの上下に横棒がない個体が存在します。これは「スティックダイヤル」と呼ばれ、通常の2倍以上の価格で取引されるレアモデルとなっています。

ほかにも、デイトナの「ブラウンダイヤル」「200タキメーター」「段オチ」など、同モデルの標準的な仕様とは異なる“レアなポイント”に名前がついて認知されるようになると、値段も上がります。細部の仕様の違いに希少性を見出して楽しめる5桁モデルは、マニア心をくすぐる要素が多いといえますね。

――5桁モデルの相場はどのようになっていますか?

5桁モデルは長年にわたって生産・販売されており、市場に供給された本数が多いため、それなりの数が出回っています。そのため、「ブラウンダイヤル」「200タキメーター」のような一部の特殊なモデルやレアモデルを除けば、比較的手に入りやすい価格にはなっています。

とはいえ、冒頭でお伝えしたように、20~30年の長期スパンで見ると、すべてのロレックスの時計の値段が右肩上がりになっており、5桁モデルの相場も当然上がっています。中でも値上がり幅が抜群に大きいのがデイトナです。ブランドとしてのロレックスの相場と、個体の人気や実力の掛け合わせによって値段が決まるので、5桁モデルだから特別に値上がりしているというわけではありません。

ただし、この時代のモデルはすでに生産を終了しているため、需要が増えても供給量が増えることはありません。そのため、人気が出れば値上がりしていきますし、一定のファンやコレクターがいれば今後面白い値動きをする可能性もあるのではないでしょうか。

取材: 横山茉紀
構成: 赤松春奈

※画像はKOMEHYO提供
()



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください