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LUUPが交通違反に「点数制度」導入、厳罰化を推進 - 座って乗れる新モデルも登場

マイナビニュース / 2024年6月26日 13時38分

○交通違反は点数制度で罰則化。アカウントの永久凍結も

この問題を解決するため、Luupは6月25日、「LUUPの安全・安心アクションプラン 2024」という安全対策のアップデートを発表しました。

それが「アンケートを通した交通ルールの理解・浸透度合い、啓発活動の認知度調査」「交通違反点数制度による違反者の厳罰化推進」「ヘルメット着用推進に向けた取り組み」「安全な走行をサポートする『ナビ機能』の全国展開」の4つです。

このなかでも、ユーザーが一番気になるのが「交通違反点数制度による違反者の厳罰化推進」でしょう。LUUPは現在も飲酒運転やひき逃げ、当て逃げといった悪質な違反をしたユーザーは無期限のアカウント凍結をしています。

新ルールでは、この罰則をより軽微な交通ルール違反にも適用します。交通ルール違反を取り締まられたユーザーは違反内容にあわせて違反点数を加算。違反点数が一定以上になった場合は30日間の利用停止処分となるのです。さらに、利用停止処分後1年以内に違法走行で取り締まられた場合は無期限でLUUPの使用ができなります。

前述したように、Luupは特定小型原動機付自転車ユーザーが違反する理由について「軽い気持ち」を挙げていました。しかし、今後は新アクションプランを実施されることで、緊張感を持ってルールを厳守してくれることを期待しています。

もうひとつの注目ポイントが4つ目の「安全な走行をサポートする『ナビ機能』の全国展開」です。LUUPはキックボードや自転車利用前に専用アプリに「目的地」を指定する必要がありますが、2024年4月より都内・iOSを対象に「NAVITIME API」の自転車ルート検索機能を利用した目的地までのルート表示をするようになりました。

ここで重要なのが「自転車」ルート検索機能を利用しているということ。自転車用のナビなので、一般的なマップアプリのように特定小型原動機付自転車が本来走行すべきではない歩道や歩道橋を利用するようなルートはリコメンドしません。

ちなみに、Luupによると電動アシスト自転車や電動キックボードなどのシェアリングサービスのアプリ内で、ルートが表示される機能が実装されるのは国内でもLUUPがはじめてだそうです。
○座って乗れる、買い物にも便利な座席とカゴ付き新モデルも登場

「LUUPの安全・安心アクションプラン 2024」の発表のほかにも、今冬からLUUPに投入予定の新車体についても発表がありました。それが、座席・カゴ付きの特定小型原付自転車である「電動シートボード」です。

最大の特徴は、座席とカゴがついたこと。「電動キックボードは自走するから電動アシスト自転車より楽だけど、座れないのは疲れる」「買い物に使いたいけれど荷物を置く場所がない」というニーズに応えてくれます。Luupによると、座席とカゴがついた特定小型原動機付自転車のシェアリングサービスは日本初だそうです。

新車体の導入でますます便利になりそうなシェア電動マイクロモビリティですが、ユーザーによる交通ルール違反事例が増えればサービス自体にネガティブなイメージが付きかねません。新安全プランの導入により、皆が安心して利用できるサービスになることを願うばかりです。

倉本春 くらもとはる 生活家電や美容家電、IoTガジェットなど、生活を便利にする製品が大好きな家電ライター。家電などを活用して、いかに生活の質をあげつつ、家事の手間をなくすかを研究するのが現在最大のテーマ。 この著者の記事一覧はこちら
(倉本春)



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