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「!」の道路標識、どんな意味?

マイナビニュース / 2024年6月29日 11時0分

画像提供:マイナビニュース


道路標識の中には、めったに見かけないマイナー(?)なものが存在します。例えば、黄色の背景に黒で「!」と書かれた標識。これって、どんな意味なんでしょうか?

ヒント:危険なのは間違いない!?

道路標識には守らないと違反になる「規制標識」、特定の交通方法ができることを示す「指示標識」、地点の名称などを示す「案内標識」、注意を促す「警戒標識」の4種類があります。このうち、警戒標識の中には、あまり意味が知られていないマイナーな標識がけっこうあるようです。

数ある道路標識のうち、黄色地に黒の文字やイラストで示された標識を「警戒標識」といいます。道路上にある危険や注意すべき状況などを事前に知らせる役割があります。警戒標識は少なくとも約30種類は存在するそうで、中には地域や場所の特性に応じて、そこだけで使われているものもあり、実際には倍以上あるともいわれています。

「!」も警戒標識のひとつです。ただ、道路標識に「!」マークだけ書かれていても、いったい何に注意すべきなのか、ちょっとわかりにくいですよね。

ビックリマーク標識の意味とは? かつて教習所の教官だったライターの室井大和さんに聞きました! 次のページで教えていただきます。

――正解は次のページで!


○問題をおさらい!

正解はこちら!

○【答え】その他の危険

正解は「その他の危険」です。

その他の危険……といわれても、この答えだけでは意味がわからないかもしれません。

道路標識の具体的な設置基準は国土交通省が定めています。それによると、警戒標識で表示できない危険がある場合に「その他の危険」標識を設置するとしています。

その他の危険標識が設置されている場所としては、例えば、大雨で冠水する可能性が高いアンダーパスや、ガードレールがなく滑落の危険がある狭い山道などがあります。

そのうち、東京都葛飾区立石4丁目にある「その他の危険」標識を調べてみました。

場所は京成立石駅からすぐの亀有新道「立石さくら通り」の交差点。この場所は一方通行で、信号はあるものの、駅からも近く歩行者や自転車の飛び出しが多い交差点です。歩行者の横断が多く、クルマとの接触の可能性が高いことから「その他の危険」標識が設置されているそうです。警戒標識には「歩行者横断多し」という補助標識も付いています。

道幅が狭く見通しも悪い。いつ、どんな危険が起きるかわからないような場所には、こうした標識が立てられるケースがあるようです。

すべてを数えたわけではありませんが、一説には全国に数えるほどしかないといわれている「その他の危険」標識。レアな標識を探してみるのも面白いかもしれません。

以上、室井大和さんの解説でした。それでは、次回をお楽しみに!

室井大和 むろいやまと 1982年栃木県生まれ。陸上自衛隊退官後に出版社の記者、編集者を務める。クルマ好きが高じて指定自動車教習所指導員として約10年間、クルマとバイクの実技指導を経験。その後、ライターとして独立。自動車メーカーのテキスト監修、バイクメーカーのSNS運用などを手掛ける。 この著者の記事一覧はこちら
(MN ワーク&ライフ編集部)

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